にがり、その後

以前、豆腐を作ろうとしてにがりが売り切れている状態から、もう半年。最近では、にがりが勢いを増し、どこの店に行っても品切れはないどころか、種類も豊富。なぜか薬局で売っているのを見た。そのにがりがブームだった頃から3ヶ月くらいして、ようやく私もにがりを手に入れた。それが去年の12月頃。にがりはもともとミネラル分が豊富で、マグネシウムが主成分と書いてある。それを飲み物に混ぜて、一日15滴くらい飲むと健康に良いらしい。15滴って・・・何をもってして一滴とするか微妙なところ。容器によっては一滴の幅が大きそうだし。

にがりの数ある効能の中で、これはできそう!と思ったのが、洗顔後「にがり」を2、3滴入れた水で顔をすすぐと、アトピーにも良いし、肌が強くなり、しかも美白効果もあるとの情報。12月からせっせと実践しているが、疑り深い私は、本当に効くのか同時に実験もしていた。そのにがり水で、左手の甲だけをすすいでみて、何ヵ月後かに、右手とどれだけ違うか見ようと思ったのだ。本当は顔の半分だけ、という方法にしようかと考えたのだが、片側だけすすぐ、というのが面倒そうでやめた。

そして、自分がそんな実験をしていることすら忘れて、ただ惰性で左手をすすぎ続けたある日、「アレ?なぜ私はこの手だけを?」とようやく気づくに至った。そして、右手と較べてみると、明らかに左手の方が色が白くなっている。アラー!恐るべし、にがり。そして、春先はいつも肌荒れがするのに、今年は調子がいいみたいで、本当に効いている実感がじわじわと。それにしても、顔で実験しなくて良かった。アシュラ男爵のようになるところだった。いや、そこまでの色の違いはないけど。にがりさん、ありがとう。