季節にふさわしい話題

金曜日に中途半端に見ただけの上野の桜を、日曜日にまた見に行った。今度は同行者Sと一緒。上野がすごいのは、両側から立派な桜が張り出していて、トンネルのようになっているところ。両側ではブルーのビニールシートを地面に敷いて、様々な団体が酒盛り中。そしてその真ん中の通りは、お正月の明治神宮なみに人の列で渋滞している。今ここでテロがあったら、とんでもないことになりそう。最近、首都圏の駅ではテロ警戒のため、警察官が異様に多い。ゴミ箱もいつの間にか撤去されてしまった。そうなると、なんかいつでも、「今テロが起きたらどうなるか」と考えてしまう。東京は人が多いだけに怖い。

私の最寄駅でも警察官が警戒中なのだが、テロの標的にするには、ちと弱い地点。Yahoo!BBの勧誘隊が現れた時もそうだったのだが、みな一応に「本当にここでいいの?」というような、懐疑的な顔つき。このたび配属された警察官の方々も、「ここじゃないだろう」というような、上層部の意向に反論したそうな雰囲気。申し訳ないねえ。東武野田線でも、「何かせねば」と誰かが思ったらしく、とりあえずゴミ箱を使用中止にしてみて満足げ。

2002年の今頃、911の後だけに海外旅行の伸びは鈍かった。アメリカはもちろん、ヨーロッパなども軒並み旅行を控える人が多く、近場のアジア、特に中国に人気が集中した。2003年はSARS騒ぎで、アジアはもちろん、感染者の多かったカナダ旅行に行く日本人は激減した。2004年は自分の国が標的になりそうだという、まさかの経験。でも、アジア諸国の観光客が日本を観光先として忌避しているという話は聞かない。日本人はもう少しそれを有難いと思った方がいいかも。上野公園でも、色々な国籍の外国人がたくさんいた。

昨日のニュースで、アルカイダのアジトで「小田原駅に止まる新幹線」の写真が見つかったと言っていた。小田原駅なら、たぶん止まっている車両は「こだま」のはず。なぜ「こだま」なのか、理由が定かではないのがまた怖い。他に「ひかり」「のぞみ」という電車がある事を知らないのならば良いのだが。そしてなぜ小田原?「お城があるから首都だと思った」とか勘違いしているのなら良いが。