チューリップと猫

国際フォーラムの中庭

忙しくて更新もままならぬこの頃ですが、
「時間はできるものではない、作るものだ!」
と言っていた2股男子のセリフを思い出します。私も猫にかける時間は十分取りたいと考えてはいるのですが、帰宅してからご飯をあげて、2時間過ごしただけで寝床に追いやられるみかんちゃんは、翌朝かなりのストレスを貯めている様子。いいかい、みかんちゃん、猫は本来孤独な生き物なのだよ。こんな風に足元にいつでもスリ寄ってきたり、ひざの上で長時間押したり、服で爪とぎしたりしない・・・って、い、痛い。かわいそうなので、気が済むまでそばにいてあげたいけれど、なんだよ!?この忙しさは!企業の業績が伸びて、予算が上乗せされたんでしょうかねえ。それで食べているんですけど、迷惑な話です。程度ってもんがあるでしょうが。


そういえばまだこんなに忙しくなる前、チューリップの球根を買いました。チューリップの花は、猫が速攻で食べてしまおうとするのですが、球根なら大丈夫でしょう。と思って、植え替えて部屋においた瞬間、猫が掘り出しました。おのれ〜。


でもまだベランダに出すには寒すぎるので、アクリル製のCDボックスを買って、ミニ温室を作りました。上部は穴の開いたビニールで覆っているので、これなら猫も届くまい。と、思っていたら、ある日お風呂から上がって球根の様子を見ると、掘り返されて、しかもせっかく伸びてきた葉を噛んだ後がー!小さな空気穴の間から無理やり手を入れて、中の球根を取り出したみたいです。にゃろ〜。


もうこれで3度目になりますが植え替えて、そろそろ暖かくなってきたベランダに移動。正直、球根の生存率はそんなに高くなさそうです。このまま球根として生命を終えてしまいそうな気配。
キッと猫をにらんで、
「球根だって生きているんだからね!」
と説教を試みますが知らん顔。


ところが先週、チューリップに芽がでているのを発見!やったー。猫との競争に勝った!それから花をつけるまでは早かった。生命力って素晴らしい。ピンクの美しい花が3輪咲きました。買ったのは4輪だけど、でもって、どう見ても花が小さいけど、それは置いておくとして。


ベランダに移してからは、猫のチューリップに対する好奇心はゼロになりました。窓からすぐ見えるところにあるのに、全く興味を示しません。ということは、花や葉っぱそのものよりも、球根や植物の匂いが好きなのかしら。


で、先週のこと、国際フォーラムでセミナーがあったのですが、中庭にはチューリップが満開です。かなりの本数が整然と並んでいて、どれも立派で大きくて鮮やか。私の中の花ベストテンでは、チューリップはかなり上位に入るので、とても楽しませてもらいました。あー猫を連れてきたい。そんでもってチューリップの只中に放して、食べるかどうか試してみたい。たぶん周囲の物音におびえて、足がすくんでじっとしているだろうけど。