確実に英語耳じゃねえ私 2

Fake Plastic Trees [CD2]この三連休は、聞き間違いのうえ、勘違いの三連発です。


昨日に引き続き、Radioheadの歌詞についてなのですが、ほとんどの作詞作曲を担当し、ヴォーカルでもしているのが、Thom Yorkeという人物。内政的で哲学的な詩が多く、かといって難解ではなく普遍的な内容に置き換えて語っているので、ネイティブではない私にも理解できます。私が理解している限りでは、ラブソングはほとんどありません。


その中でも、「Fake Plastic Trees」という曲は数少ないラブソング(たぶん)。「If I could be who you wanted」君が望んでいたような人間であったなら、というフレーズが悲しい曲です。


それなのに、テーマの本質とは関係ないところでつまづいてみました。
曲のなかほど、
「He used to do surgery for girls in the eighties」という部分です。
ここの最後のところを
「girls in their eighties」
だと思い、
「彼は80才台の女性によく整形手術を施したものだったのか、なるほど」
と解釈しておりました。
だって、そのあとに続く歌詞が「しかし重力が常に勝つ」なんで。
「年取って整形手術を受けたとしても、重力には逆らえずに、またたるんできてしまうのだな」
と思っていました。うまいっ、うまいな、私の解釈。
しかし実際は、
「1980年代によく整形手術を施したものだった」です。
でもこの歌詞は、全体的にとても美しいので、こんなちっちゃな間違いくらいではビクともしないのが救いです。

このPVも映画的です。トム・ヨークは、生まれたときには左目が開いておらず、幼児期の外科手術で開くようになったそうです。「No Surprises」のPVではよくわかるけど、左右非対称の顔が、不思議な存在感。