おいしく安いコーヒーを求めて

会社には給茶機があり、お茶は飲み放題。あとはインスタントコーヒーが置いてあり、飲みたい人は勝手に作って飲むという方式。他の階には、一杯抽出式のコーヒーマシンがあり、一杯100円ですが、当然おいしいです。

やっぱり生豆を挽いてドリップしたコーヒーのおいしさには、ネスカフェプレジデントといえども敵うまい。ここ１年ほど、スターバックスに行く時間、そしてお金がない時など、会社で安くおいしいコーヒーを飲むために苦労してきました。最初に試したのは、スターバックスで売っている「ソロ」という、フィルター不要のドリッパーで、なかなか使い勝手はいいんだけど、入れた後の容器を洗うのに給湯室の流しをコーヒーかすだらけにしてしまうため、給湯室を掃除する女子社員に気を使って、一ヶ月ほどで中止。

次に目をつけたのが、やっぱりスターバックスで売っていた、プラスチックの布のフィルターが付いたタンブラーに粉を直接入れてから、フィルター付きの棒を下げると、コーヒーが抽出されるというもの。考えてみればこれも飲んだ後にかすを処理しなければならないわけで、やっぱり給湯室の掃除当番に気を使って断念。結局、紙のフィルターとドリッパーを使って入れた方が、時間はかかるけど、一番平和で手軽な方法だということに落ち着きました。

しかし、この方法の最大の欠点は、ゆったりした気分でドリップするコーヒーを見ていたりすると、
「おっ、優雅だねえ。余裕だねえ」
だなんて、社内で一番ヒマそうなおじさんが、「お前にだけは言われたくない」と思うようなコメントを残して去っていくことなんだよなあ。
いえいえ、この階にオフィスがないのに、いつもここを通るあなたの余裕さには敵いませんわ。

最近は、「かんたんドリップ」という、紙フィルターとドリッパーが一体になったような製品で、マグの上でドリップしていても、それほど目立たないという優れものを見つけたのでそれを使っています。ただ、売っている店をみかけないのが欠点かしら。