クリスピークリームドーナツをようやく食す

少人数の家庭なもので

2月、インフルエンザの潜伏期間中に新宿に行って、あまりの行列に並ぶことを断念した「クリスピークリームドーナツ」に、友達がリベンジで並んでくれました。ただいまプー子の彼女は、平日4時半に、JRの線路の上を新宿高島屋方面に伸びる橋の上から並び始めたのだそうです。


並んだときは1時間半待ちと言われてたのですが、ようやく橋上から脱出して、店の前まで来たあたりで、
「ダース買いの人優先列」
という、ディズニーランドにおけるファストパスのような優待策によって、そこから一気に出世し、結局30分くらいで買えたそう。


その日は飲み会で、ドーナツを分け終わったあと、予約した店に行ってみると、予約席は女性ばかり。もつ鍋のお店なんですが、今、モツ鍋はキテるの?しかし私たちが入った瞬間、店の中が一瞬シーンとしたんですよねえ。たぶんあれは、クリスピークリームドーナツの箱を、その場にいた全員が凝視したからなんじゃないでしょうか。これがおじさんばかりだったら、きっと視線はスルーしてたと思います。しかしこのボックスが、思いのほか巨大。自分の席につくまでに、人にボックスの角をぶつけては嫌な顔をされました。



家に帰って朝食として食べたら、あっさりめのふわっとした生地が思いのほかおいしく、プレーン味ならいくらでも食べられそうです。欲をいえば砂糖でコーティングしない方が、よりドーナツ生地のおいしさを堪能できる気がします。朝食に食べても胸焼けしませんでした。昔、添乗でハワイに行ったとき、おみやげ物屋さんの控え室でドライバーさんやガイドさんと一緒に休憩していたところ、恐ろしく濃いコーヒーと山盛りのドーナツが食べ放題だったことを思い出します。朝の8時で、産まれて初めての添乗業務だったので、緊張と眠気とで、私は見ただけで胸焼けしそうだったのに、みなさんおいしそうにかぶりついていました。あの時のドーナツは、いかにも動物性油でディープに揚げた色で、砂糖もどっさりまぶしてありましたが、クリスピークリームだったらそんな時でも食べられそうな気がします。いえ、やっぱり無理。


そしてそれからほどなくして、また頂けることになりました。姉が並んでくれたのです。土曜日の朝9時40分に行って、それでも1時間40分待ちだそうで。ひえ〜。
その時に買ってきてもらったのは、レモンクリームとアップルシナモン。これはクリームがおいしかったのですが、クリームが偏って入っているのが欠点。2人で分けるときなど、クリームが入っていないひとと、入っている人で、殴り合いの喧嘩が起きそうです。6個いりのボックスはなかなかかわいいでしょ。


ドーナツを購入する人には、試食用にドーナツ一個が振舞われるのですが、それを見た姉は、
「試食用に小さめに作ってあるのね」
と思ったそうですが、売っているのも同じ大きさだったので激怒してましたわ。


ドーナツつながりでもうひとつ。今ミスドで売り出している、まるでマカロンのようなコロンとしたカラフルなドーナツ、名前は「ミコロン」なんですが、やっぱ揚げてあるのよね?