思った通りに運命は回らない

電車で中吊りを見ていると、
松岡大臣が仕込む、シングルモルトより高い『奇跡の水』
とか、
ガセメール永田前議員が語った妹のSM撲殺事件」
とかいう見出しが10個位書かれていました。あーあの人、やっぱり「ガセメール」ってアダナになっちゃったか。


それぞれの見出しの下には、渦中の人物の写真が載せられているのですが、
「ニッポン出稼ぎ一億円。マイケルは歌わない?歌えない?」
と書かれた見出しの下には、他の記事に登場しているデーモン小暮の白塗り顔の写真が。偶然とは思えないんですけど。マイケルだと肖像権だのなんだのと、問題になるからかしら。デーモンと容姿が似ているといえば、似ているし。


マイケル・ジャクソンと言えば、高校スキー学校で行ったゲレンデ場で、アルバム「スリラー」が連日かかっていたので、すっかり嫌いになりました。そんなマイケルの名言は、「僕がどれほどフレディ・マーキュリーをうらやましいと思っていたか、誰もわからないだろう」だったと思うんですよねえ。マイケルも、フレディくらいあからさまにゲイだと公言できて、しかもそんな自分を客観的に見られていたら、あんなお化けのようにはならなかったでしょうに。


もしエイズで亡くなったのがマイケルで、生き残ったのがフレディだったなら、その後の世界は結構変わっていたと時々思うのですが。マイケルは夭折の天才ポップスターとして、人々の心にいつまでも残り、フレディはそんなマイケルへのトリビュートとして、名曲を書きまくって、ゲイの地位向上に一役買っていたはず。マイケルが死んだ方がいいのに、ってことじゃありませんよ。