タダカクテル飲みてぇ〜

ここは良いホテルでした

先月、外資系ホテルチェーンが日本でワークショップをやるというので参加しました。参加っていうか・・・お昼にビュッフェが出るというので、それを食べに行ったようなものです。それに、ホテルのボールペンだの、ポストイットだの、小物のノベルティやホテルダイレクトリーがもらえたりして、後々の仕事に役立ったりするし。


加えて、こういう催し物には、「ドアプライズ」というのがあって、受付で名刺を渡しておくと、あとで抽選で何か当たったりするのです。本来、仕事熱心な人は、各ホテルのブースの広報のところに行って、商談というか、施設説明なんかを受けたりするのですが、あいにくと公用語は英語。必死に聞いていても、いつかどこかで集中力が途切れる瞬間などがあって、一対一で説明を受けているときなど超失礼なので、極力そこでつかまらないように、誰とも目を合わせないように資料だけを集めて帰るようにしています。


私が最後にそういうブースに座ってしまったのは、スイスの観光局が主催するワークショップ。当時、ダヴォスに送客するという案があり、ハイキングコースについての資料がないか聞いたのですが、コースの説明の途中で眠くなってしまい、英語で相槌を打つのにも飽きてきて、終盤は全部「はあ」と言ってましたわ。で、質問はないかと聞かれたところ、「標識」という英語が出てこずに、「主に四角ですが、たまに矢印だったりして、木製の時もあれば金属製の時もある、そんなモノの名前はなんだったでしょうか」なんて、クイズ形式になっちゃったりして、それでも相手はわかってくれずに、「歩いている途中で、『あっ、これがあってよかった』と安心する私」というジェスチャーを交えつつ説明してみたのですが、最後まで分かり合えなかったです。ちなみに「標識」は「sign」でしたわ。



それはともかく、今回のワークショップでは食事がとてもおいしかった。その外資系のホテルのケータリングサービスかと思いきや、ナプキンには「帝国ホテル」の文字が。それでいいのかい?


メニューは、オードブルから始まり、シーフードピラフ、焼きそば、パスタ、カレーライスなど、おじさんから若い女子まで満足できる幅広いメニュー。同じテーブルのおじさんは、皿に山盛りのやきそばを持ってご満悦でした。ここは屋台村か。デザートも豊富で、数種類のプチケーキとムース、フルーツを全種類食べてお腹がギュウギュウに。昼間で、これから会社に戻るのに、ワインも飲みました。


途中、ドアプライズの発表があるのですが、司会者はガイジンで、オール英語。マジすか。普通は、こういう極社長みたいなガイジンの後に、アシスタント的な社員が日本語で訳してくれるもんなのですが。でも、賞品は、ホテルチェーンなだけに、ホテルのスイートルーム3泊とか、豪華なリゾートホテル5泊とかなのはいいのですが、航空券はついていないので、当たってみても喜んでいいんだか悲しんでいいんだか複雑です。っていうか国内ホテルの1泊すら当たらなかったので、そんな余計な悩みは不要でしたけど。


この日、実は夜までワークショップは続いていて、夜の部に来ると、ハッピーアワーでカクテルとオードブルがふるまわれるのです。でも終了時間は18時半。外資系のハッピーアワーにしては終わるのが早過ぎなんじゃい。案の定残業になって、6時半までには行き着けませんでした。わ〜ん。