はやくポリスが来ないかな〜

synchronicityポリスが再結成して、ワールドツアーまでやると公式発表されたのが、グラミーの授賞式。自分の中で、音楽を聴き始めた頃に好きで、今もずっと好きでい続けるアーチストの中で、でも決してもうライブは見られないと思っていたグループのひとつなので、長く生きていて良かったと思いました。


メンバーの一人が他界して、活動を止めてしまったグループは仕方ないとしても、解散によって活動停止したグループは、いくらソロで活躍していても、何か物足りない感じがします。メンバーが他界したために解散したグループって、グループでいた頃には、全員が才能あって、全員がソロでやっていけそうな強烈な個性に感じてたけど、いざソロになると期待ほどではないよな。ペイジ&プラントとか、ブライアン・メイとかですけど。


私としては、スティングはそれなりに好きだけど、やっぱりポリスの方が好き。とは言っても、最後のアルバム「シンクロにシティ」のB面なんかは、もうただのスティングワールドになっており、そう言う意味では解散は妥当だったのかも。ところで、あえてB面と言ったけど、この「シンクロニシティ」のリリースは1983年なので、まだCDはほとんど普及していません。なのでもちろん、私が聞いていたのはLPレコード。高校の通学時にA面、下校時にはオートリバースで(この単語なつかしー)、ポリスの中ではあまり好きじゃない「Every Breath You Tale」から始まるB面を聞いて通っていました。


で、それから時は経った20世紀末のある時、家で「COPYCAT」というアメリカ映画を見ていました。シガニー・ウィーバーが主演のサスペンスです。その中で、犯人からのメッセージとして「Murder by Numbers」という曲が出てくるのですが、ホリー・ハンター扮する刑事が言うにはそれはポリスの曲で「シンクロニシティ」の最後に収録されているのだとか。


その時一緒に見ていたSさんと一緒に、
「何言っちゃってんの。シンクロニシティの最後の曲は『Tea in The Sahara』だっつーの」
と、自信マンマンで映画に突っ込みを入れていたのですが、あとで調べてみると、CD盤ではTea in The Saharaの次にMurder by Numbersが入っているそうです。くやし〜。アナログ時代に、共にLPレコードで聴いていた私達の負けだったとは。


そんな再結成したポリスのワールドツアーは、5月のバンクーバーから全米を横断して、北欧に渡ってイギリスまで下ってくるとこまでは決まっているみたいです。このあと、東海岸に戻ってしまうか、突然Uターンして極東に来てくれるか興味深いところ。スティングとスチュワート・コープランドはともかく、アンディ・サマーズなんて今年65歳だし、体力が温存されているうちに、早く日本にやってきてほしい。