スカライに乗って

スカライとは、日本で私一人が使っているような気がする、スカイライナーの略語。おかしいなあ。なんか10年くらい前には、私の周りの誰もが使っていた気がするんだけど、今同業他社のお友達に聞いても、全然食いついてきません。


このスカライ、12月から船橋に停車するようになりました。うれしー。今まで特急を使っていて、所要時間は40分、これがライナーになると、30分になり、たったの10分の短縮のために、ライナー券が500円もかかるんだけど、この特急ってのの混雑がハンパじゃない。私の想像では、各国の「地球の歩き方」相当のガイドブックには、
「一番安く成田空港に行けるのは、何といっても京成本線の特急」
なんて書かれていて、貧乏、いや節約旅行者はみんなこれに乗っているのだと思います。


朝7時代の特急なんて、ほぼ全員がスーツケースを持っているため車内が狭く、しかも途中駅を使う通勤客もいたりして、座れることなんてめったにありません。うちは猫を連れてゆくので、できれば座ってしばしの別れを惜しみたいところ。猫のための500円くらいなら出せるもんね。


船橋の駅では、7号車からしか乗れません。なぜなんだ。で、成田から来た電車から降りるのも2号車からのみ。なぜなんだ。ギリギリに行くと乗れないかもしれないな。ライナー券はホームでしか発売してないし、英語表記はほとんどないし、外国人が乗ろうとすると、大変かもしれません。ここから乗る外国人は、そうはいないと思うけど。


ところで、2,3年後には、京成から北総線経由で成田空港へ続く新線が完成するそうで、これだと日暮里と空港間が36分なんだそうです。中心地から36分だったら、首都の空港アクセスとしては、まあ合格圏内な気がする。


計画自体が頓挫して、今では全くなかったことにされているけど、昔成田新幹線構想という、東京駅から成田空港駅まで30分で繋ぐ事業計画があったのです。その新幹線用のホームは、今では京葉線東京駅のホームとして稼動しているので、もう今から新幹線作られることはないでしょうけど、これができてたら日本の空港はもっと使いやすかったのに。