とかくお餞別は難しい

仲良くしてもらっていたおじさんが、海外赴任することになり、お餞別の品を買いに行きました。


今までは、同じ課の何人かとお金を出し合って、ネクタイなどをあげていたのですが、今回は私1人のバジェットでまかわなければならないため、ネクタイは贈れません。私の経験から言うと、ネクタイって史上最高に難しいプレゼントです。
同居人のネクタイ選びに付き合っていて、
「あっ、これいいじゃん」
と私が手に取るネクタイを、同行者はドン引きで見ているもんな。


おじさんの赴任先はドイツで、月に何度かパリやブリュッセルの出張が入るらしいので、フレンチブランドもふさわしくない。
だって、送別会にフランス料理の有名店を提案したら、
「んなもん、これから先どんだけ食べると思っているんだよ」
と、拒否されたもんな。


こんな時、もう何も考えずに贈れるものとしては、「湿度・温度計付きインテリア時計」に限ります。これって、自分ではなかなか買わないけど、結構便利です。エアコンをドライにするか冷房にするか決めるときに参考になるし、ましてや初めて住む外国なら、温度差を目で見て把握できたほうがいいと思うのです。ちょっと前までは7000円くらいしたと思うのですが、最近では2,3千円で、コジャレたデザインのものが見つかるようになりました。世界時計がついているものもあったのですが、これは予算オーバー。


アメリカに赴任する人には、マネークリップを贈ったことがありますが、実際にマネークリップを使っている日本人は、非常にうさんくさいと思うので、これは微妙。アメリカのように100円くらいの単位がお札になっている国ならまだしも、お札は1000円からという日本では、とにかくお釣りの小銭ばかりが増えてしまい、お釣りの小銭は常に捨てる覚悟でないと、マネークリップを持つ意味があまりないし。