猫カフェがほしい

今年もこの時期がやってきました。猫の予防接種。一年に一回、獣医さんのところに行って、3種混合の注射をしてもらうのです。小さい頃にお世話になった先生なので、引っ越した後も変えたくなくて、わざわざ電車を3本も乗り継いで行きます。


初めて猫が電車に乗ったときには、しきりにみゃあみゃあ言っていたのだけど、まだチビだったので声が小さく、誰にも気づかれませんでした。しかし、一歳になる頃、電車に乗せてみたら、かなりガンコな声で鳴かれて大変でした。その後、何度か電車に乗るうちに、ようやくあきらめということを覚えたみたい。今では電車の中でフテ寝をしていたりします。


猫と電車でお出かけって、重いけれども結構好きです。猫と散歩も好きだけれど、キャリーバッグの中で、自分の好きな態勢を作ろうとしてウロウロしたりするのが、すげー重いしな。
今年も、みかんちゃん宛に注射の案内のはがきが届きました。世帯主の名前と、みかんちゃんの名前だけが書かれているのが、仲間はずれにされたみたいで悲しい。年賀状のように、全員の名前を書いて欲しいわ。


注射の時、猫は全然痛くないみたいで、いちども騒いだことがありません。昔来た所だと言う認識があるからか、結構リラックスして探検を始めようとしたので羽交い絞めに。先生は一年に一回しか来ないのに、
「あっ、みかんちゃんは確か出ベソでしたよね」
なんてことを覚えていたので、はがいじめのまま、先生にお腹を見せて、デベソの触診をしてもらいました。何度触っても腫瘍ではなく出ベソなんだそうです。


帰りに森の中の図書館に寄ると、木の陰から、ぶちの猫が出てきたので、
「ほーらみかんちゃん、お友達だよ〜」
と言ってみたのに、みかん無視。ぶち猫はまじまじと見ていたのにー。みかんちゃんの、犬や猫に対する無関心さはどうも解せないわ。


途中、オープンテラスのカフェで、猫とお茶。猫は持参したおやつを食べました。ハッキリとは言わないのですが、みかんちゃんは、
「そろそろ帰りたいなー」
と思っている様子。しかし、こんな機会なんてめったにないので、椅子の上で猫があくびをしたり、手にあごをのせてつまらなそうにしているのを、見てみないフリをしたりして。