都会ってえやつは

mikan-neko2006-06-19

東京駅をはさんで、丸の内側と八重洲側、町の雰囲気も違えば、働いている人のオシャレ度も違います。特に丸ビルが出来てからは、丸の内側はよりオシャレになりました。八重洲側の下町っぷりも好きなのですが、こちら側は今、再開発だとかで巨大なビルを建てています。完成は確か2008年。
「それまでここに働いているわけがない」
と豪語していたのですが、なんか、会社帰りにオープニングセールに立ち寄ってしまいそうな気もします。イヤー!


丸の内には無料の丸の内シャトルがあるように、なんと八重洲側にも無料の日本橋メトロリンクバスというのが走っています。地下鉄に乗るまでもないけど、歩くのはつらい絶妙な距離にバス停があります。結構本気で走っていて、ホームページではリアルタイムでバスの運行状況が見られるし、協賛企業も一流企業ばかり。


先日、日本橋三越に行くために、そのバスに乗りました。私の中では日本橋三越というのは、東京中でも一番行きにくい場所というイメージ。しかし、日本橋で働いていた時、
日本橋三越から、日本橋を渡って、東京西川に寄りつつ高島屋に寄る」
というのが、おばさま方の買い物の定番だと気付きました。途中、栄太郎の飴を買ったり、うさぎやのどら焼きを買ったりもしています。


日本橋三越では、去年の夏くらいに、「LES TOILES DU SOLEIL」のファブリックをメートル売りしているのを見たのです。このファブリック、どこまで知名度があるのかはわかりませんが、京都の一澤帆布のような、南仏のキャンバス地メーカーです。ヨーロッパの海辺のリゾートに並んでいるデッキチェアは、このキャンバス地が張られているのを何度か見ました。とてもセンスのいいボーダー柄が特徴で、ボーダーの柄にはそれぞれ名前が付けられています。


その中でも「TOM」というシリーズのマルチボーダーの配色が絶妙で、まさにプロヴァンスっぽいおしゃれさなのです。「VINCENT」というシリーズの緑色のボーダーも洗練されています。この2つのうちどちらかが欲しかったのですが、日本橋三越ではもはや消滅していましたわ。都会の移り変わりって速い。