カップ酒とスパイ

また、これからブレイクしそうなものがあると思うので、聞いてください。


ひとつは、カップ酒。って、もしかして日本中で大ブレイク中で、今年の花見はカップ酒がないと始まらないってことになっているのかもしれませんが。っていうか、花見とカップ酒は、流行とは関係なしにセットになりがちだわ。梅酒もブレイク寸前だと思っていたのですが、これは明らかにブレイク済みなんだそうです。


カップ酒のイラストって、おしゃれなんだか、シブいんだかわからない柄ですよね。ご年配の方のお家で、「カップ酒コレクション」を見せてもらったことがあるのですが、もみじとか、竹とか、和柄が多くて、もうちょっとでオシャレになりそうなのに、あえてダサめで踏みとどまってみました、といったたたずまい。


それが今のカップ酒は、ちゃんとオシャレなほうに一歩踏み出している感じ。アメリカのデッドストックの食器「ファイアーキング」にも似た、ダサかわいいイラストなのです。私が見たのは、パンダやブタなどのかわいいイラスト。


他には、イラストではなく、お米の種類で勝負する地酒カップ酒もたくさん売っていました。夜の常磐線高萩行きで、スルメ片手におじさんが飲んでいるカップ酒とは違い、醸造用アルコールが大量に添加してあるわけでなく、原材料は米と米麹という意外な本格派。飲んでませんけど。


もひとつ、私が注目しているのは、フェンディの「スパイバッグ」。たぶんこれは、もうすでに大ブレイク済みの気がします。誰も身近で持っている人がいないので、なんとも言えないのですが。


なにがどうスパイなのかと言うと、バッグの留め金が、アラ不思議。コインケースなのです。そして、鞄の中には隠れたがま口パースが!この2つだけをもってして「スパイ」と言うのも、ボンドさんに失礼だと思うのですが。

実際に見たことはないのですが、コンビニのレジで、留め金から小銭を出すセレブが日本中のそこかしこにいるのかもな。