社員食堂での盛り上がらないパーティ

会社に入った最初の頃は、フツーに社員食堂を利用していたのですが、最近は全然行かなくなりました。なぜ行かないのか、理由を自分なりに考えてみたところ、メニューが固定で4種類しかないので、「選んだ感」が味わえないのと、食器がプラスチックなことだと思うんですよねー。


もちろん、そこではあまり社内の面白い話ができない、っていうのもありますけど。それに、勝手にこっちがつけているアダナがバレるのも、よろしくないし。今一番バレてほしくないのは、面長で変なメガネをかけている「アクツさん」に対して、一回り背が低くて、でもやっぱり面長・変なメガネをかけている人を勝手に「コアクツ」と呼んでいることかなー。「コアクツ」さんの本名がすぐ出てこないし、いつかバレそうです。あと、木村さんのことをキムと呼んでいたり、宗男さんのことをムネムネと呼んでいるのもバレてほしくない。


しかし、年に数回、どういう予算配分なのか、愛社精神のなせる業なのか、新人歓迎会や定年退職の送別会などのとき、ここで、パ、パーティが開かれることがあります。決して宴会ではなく、パーティです。その証拠に、テーブルの上に白いテーブルカバーが掛けられて、真ん中に造花が一輪、その周りにビールが数本、さらにその周りにグラスが並べられ、安い結婚式場の披露宴っぽいのです。もちろん立食なので、壁際にはイスが並べられています。わお、パイプ椅子。4時ごろ何気なく食堂にジュースを買いに行ってこの光景を見てしまうと、とってもショボい気持ちになります。


食事は、当然のように揚げ物の大皿料理中心で、キャッ、こ、ここでもプラスチックのお皿が・・・。取り皿は、お昼にB定食のおかずがのっていたのと同じもの。っていうか、この大皿の揚げ物もお昼の定食で見たような。あとは、ケータリングのお寿司とピザと、大量の乾き物が中心です。いつだったか、この乾き物調達部隊が、のしイカ、さきイカするめ、酢イカなど、イカものばっかり仕入れてきたことがあり、食堂の隣の部署から、「イカくさくて、仕事にならない!」
とクレームを付けられたことがあります。


さらに、ここではマイク持込みで、総務の方が司会などして、セレモニーが行われます。社長の祝辞や、エライ人の乾杯の音頭、ちょっとエラい人の訓示など、貧血で倒れてしまおうかと思うくらい長いのです。久々に学校の朝礼を思い出し、前へならえなどしてみると、エラい人からにらまれたりします。