魂が抜かれるのにゃ

最近、カメラを向けると猫が嫌がるようになりました。

猫を撮るのは結構大変で、フラッシュをたくと目が光るので、発光禁止にして撮ることになります。しかしそうすると、光不足でシャッタースピードが遅くなるため、手がブレないように固定するのが一苦労。

そんな私の苦労も知らずに、猫ときたらちょこまか動きまくったり、カメラのストラップに飛びついたり・・・じっとしてなさい!一緒に暮らしている人だけが、その猫の一番いい表情を見ていると思うんですよね。写真にはなかなか撮れません。

以前はそれでも、カメラを嫌がるそぶりまではなかったのですが、去年買ったカメラが、補助光つきのもので、補助光が自分にあたるのが、本当にいやな様子。スイスで買ったキャットフードを上げたとき以来の嫌がり方です。

携帯電話のカメラなら、形も違うので、カメラと思わずやすやすと騙されて、ナチュラルな表情などを見せてくれていたのに、最近変えた携帯電話のカメラには補助光がついていて、それに気付かないでカメラを向けたところ、
「あっ、あいつもカメラの仲間なのニャ!」
と気付いてしまったよう。

カメラを向けると、うつむいて絶対にこっちを見ようとしないし、あまりしつこくすると、プイッと走って逃げてしまいます。おまえは女優なのかい。たまにこっちを見てくれても、表情が硬いんだよな。新人モデルを初めて撮影する時のカメラマンもこんな気持ちなのかしら。
「いいねいいね、みかんちゃん〜!」
とか、すごくホメまくってみるんですけど。