確かに銀の鈴が飾ってある

去年の暮れ頃、東京駅では銀の鈴祭りというものが行われておりました。銀の鈴は、渋谷のハチ公前、新宿のアルタ前、六本木のアマンド前と並ぶ待ち合わせの名所・・・ですよね?たぶん。最大にして致命的な欠点は、改札の中にあるって事なんですけど。

東京駅で、JRに乗らない人はどこで待ち合わせしているんだろう。気になる。確か以前はもっとわかりやすい場所で、改札の外にあったと思うのですが。待ち合わせのランドマークって、そんなにむやみに変わっていいわけ?

そういえばもうひとつ、「動輪の広場」という、鉄道の車輪が飾ってある場所も待ち合わせ場所になりそうです。ここには、私が
「日本最大の喫煙者スポット」
と思っている、ガラスの喫煙ルームがあります。なぜか余裕なく吸っている人が多く、他にもさまざまな喫煙の形が垣間見られて、煙草を吸わない私にとっては、とっても面白い場所。

銀の鈴は通勤経路にあたるため、一日で一番ブルーな朝、楽しそうな小学生のグループや、ご年配グループの待ち合わせを横目で見ながら歩くのも相当つらいです。
その横の店先には、空気で膨らませた、スイカのペンギンの人形があるので、腹いせに
「ボコッ」
とグーで殴ってしまいたい。しかしそうすると、近くにいた小学生に
「あのおばちゃん、こわーい」
と泣かれてしまいそうなのでガマンして、げんこつを握りしめながら歩いています。

そういえば、立派になる前の京都駅には「銀の竹」という待ち合わせスポットがありました。
京都の友達から、
「じゃ、10時に『銀の竹』で待ち合わせ」
と聞いたときには、
「まーたまた〜、京都だから竹なの?キミ、うまいシャレを考えたね〜」
と思ったのですが、実在してましたわ。しかもご年配の方々の待ち合わせスポットとして、大人気の様子。新しい駅になってからは、消滅してしまったようで、彼らがいまどこで待ち合わせているのか心配です。