灰色のパーティ

この間、取引先のパーティに行きました。

この会社、今年はトラブルが多く、もし「今年評判を落とした企業ベストテン」というものがあれば、三菱自動車日本道路公団と並んで上位に入ってしまうに違いありません。そのせいか、最近は電話をすると、変に低姿勢。っていうか、世間一般の普通の応対になりました。

今までぞんざいな口調だった人が、突然丁寧になったので、慣れない噛みまくりの応対なのが、とってもかわいいと思えるようになりました。なんつって嘘。ここぞとばかりに、突っ込んで今までの腹いせをしたいのを、大人としてガマンしています。

この集まりに行くと、出席者のおよそ9割が男性、しかもおじさんなのが毎回驚きです。会場全体がグレーで、旅行業なのにおじさんばっかりという集まりは、ここで初めて見ました。

同じ企業が主催するパーティで、別なセクションが開催するものにも出席したことがあるのですが、場所も六本木で、出席者は若者ばかり。そのときは私も若者だったので、楽しく過ごせたのですが、今はこのおじさんの中にいると妙になごむ自分に、がっかりよ。

場所はお台場のホテルで、結構広めの宴会場。ここで結婚式を挙げたら500万くらいかかってしまいそう。食事もおいしくて、「おいしいローストビーフ」というものを、ここで初めて食べました。

同じ会社の別なセクションが主催する「ビア・パーティ」にも出たことがあるのですが、その時のローストビーフはいまひとつだったことを考えると、やっぱりおじさん向けに高いシェフが料理しているカンジ。

アレ?何のかんの言って、この会社のパーティにマメに出ているな。それなのに、こんなに文句を言うなんて、なんて嫌な客。