今年の冬の旅行プラン

今年の冬の旅行に、パリに行くことにしました。
冬は美術館に行くのに、一番いい季節。観光シーズンではないので、団体客が少なく静かだし、夏の戸外の天気があまりに素晴らしいと、なかなか絵画に集中できないもんね。しかし去年、ウィーンのベルベデーレで絵を見ているときには、窓の外に小さなクリスマス市が開かれているのが見え、駄菓子やワインにとっても気が散りました。集中力がないなー。

パリに行くのは初めてですが、空港から市内への行き方は、上の空でも答えられるくらい。ブリュッセル行きの直行便が無くなってしまったので、ここからTGVに乗る人も多くなりました。しかし、今回はその列車が暴動の起きていそうな郊外を走るので、バスを利用。ようやく、「AFコーチバス」がどんなものか見られるのがうれしいです。想像では、ベタベタのトリコロール3色に塗られたバスなのですが。

あと、メリディアン・エトワールの場所などは、地図が書けるくらい何度も説明しました。というのも、ちょっと前、エールフランスビジネスクラスでアフリカ方面に行く時、乗り継ぎ時のメリディアン・エトワールが一泊タダになったことがあったので。そういえば、高級ホテルだと思っていた「ニッコー・ド・パリ」が売却されて、中級ホテルの「ノボテル・エッフェルタワー」になってしまったので、JALびいきのおじさんたちは、どこに泊まればいいのか困っています。

他に問い合わせがあるのは、
「パリで一泊1万円以下のホテルを探しているんだけど」
というお客さんか。パリのホテルはロンドン、ニューヨークと同じくべらぼうに高く、もしビジネスユースにも耐えられる一万円のホテルがあるとすれば、エッフェル塔が、遥か彼方にしか見えないような場所になってしまいますけど。凱旋門近くの、例のメリディアン・エトワールなんて、普通のお部屋でも5万円くらいです。

ちなみに私の弟は、大学の卒業旅行の時に、学生向けの旅行会社の、ホテルと飛行機だけの個人旅行プランを利用して、ヨーロッパに行きました。最終案内書には、パリのホテルの地図が同封されていたので、泊まるホテルを地図上で確認しようとしたら、
「○○ホテル→地図外」
と書いてあり、地図の外側に、矢印が手書きで書いてありました。どうしろというの。