中島らもと、北の国から

この間、カウンターに男性が二人来て、
「あの〜空港券の予約お願いします」
と言われました。空港券て・・・久しぶりに聞いたなー。

一人は中島らもに似た方で、もう一人は吉岡秀隆に似ているという、弱気を絵に描いたようなお二人。この会社には、強気女子社員が多いのですが、たぶん彼女達にことあるごとにヤラれていそうな風貌です。

ところでこのカウンター、お印のようにして置いてあるだけで、かれこれ2年ほど誰も利用しておりません。ホラ、いまの時代って、便利なものがあるじゃないですか。Eメールとか・・・Eメールとか・・・Eメールとかですよ!メールで送ってこんかーい。

というのも、最近では私のいる会社では、電話で申し込みというのも少なく、メールでの予約が主流。どちらにとってもエビデンスが残るので、あとあとモメたりしないし、時間的な拘束もないし。

でも、もしかしてものすごく複雑な旅程なのかもね?と思って、持参したメモを見ると、パリの単純往復でしたわ。しかも時間帯指定あり。こういう旅程こそメールで送って欲しいもの。で、とりあえず、時間帯の一番良い日本航空と、全日空を両方勧めてみると、
「お前どうする?」
「○○課長はどうします?」
と、ハネムーンの申し込みに来た新婚夫婦のような、まどろっこしいやりとりが5分ほど続きました。何でも、中島らもの上司の部長がANA派で、吉岡秀隆の上司の部長がJAL派なのだそうで。

挙句のはてには、「行きJALで、帰りANAにできますか?」
という、ごもっともな質問が。できますが、運賃は2倍です。
「純、お前どうするつもりなんだい?」と、田中邦衛の物まねで突っ込みたいのをがまん。

このやりとりがあった日に、夢を見ました。
それは、焼き鳥屋のカウンターに、私と中島らもが並んですわり、
「4月3日、俺の誕生日なんだよね、飛行機空いてる?」
と聞かれるというもの。なんだこの夢?

目が覚めて気になったので調べてみたら、中島らもの誕生日は、まさしく4月3日。運命を感じる・・・と言っても、中島らもは亡くなってるし・・・一体何を伝えたかった夢なのよ?