また夢が消えた

うちには、もらい物の横流しのブランデーとウィスキーが数多くあります。全体的につつましく過ごしている我が家なのですが、洋酒の揃えだけは上流階級。シルクのバスローブを羽織って、膝の上に長い毛の猫を乗せて、ブランデーグラスを傾けることも、できないわけではありません。

もったいないので、何年もそのままにしておきましたが、瓶内熟成するわけではないし、いつ地震で転倒するかもわからないので、少しずつ開け始めることにしました。

しかし、自分で買ったわけではないので、どれが高いのかいまひとつわかりません。ワインを蒸留されるとブランデー、シードルを蒸留させるとカルヴァドスになるという、半端な知識しかもっていません。あー、あと確か、コニャック地方で生産されたブランデーは、特別に「コニャック」という名で呼ばれると聞いたことがあります。シャンパンみたいなもので。瓶を見ていたら、コニャックという文字もあるのですが、このVSOPとかXOとかって言うのは何よ?

わからないので勉強しました。VSOPはVery superior old の略で、4年以上熟成したもので、青みがかった色なので「pale」なんだそうです。英語だったのか、意外。

XOはextra oldの略で、6年以上熟成したものだそうです。また、アルマニャック地方で生産されたものは、「アルマニャック」と名乗り、「コニャック」が2度蒸留するのに対して、アルマニャックは1度だけ蒸留するそうです。うーん勉強になるねえ。

同時に、ネット通販の値段を見ていたら、私が思ったよりも上流階級の値段じゃありませんでした。安いものなら、3千円くらいで買えそうです。私が一番高そうだと狙いをつけていたものですら、2万円しません。どうせがばがば飲めないんだから、一瓶700ccを一ヶ月で飲んだとしても、ペットボトル飲料よりも、一ヶ月の料金は安いかもしれません。災害時には、このブランデーとお米を交換してもらえるかも・・・なんて思ってたのになー。