みかん4ちゃい

今日はみかんちゃんの誕生日。誰も気づかなかったでしょうが、それに合わせて、茶色いスカートと靴にベージュのシャツという、猫の色的な服装をして会社に行きました。茶色一色なのでつまらない。

よその家にもらわれていった、みかんちゃんの兄弟は、みんなクールで落ち着いた優雅な猫に育ったそうです。なのにうちのやつときたら、相変わらず待ち伏せしたり飛びついたり、観葉植物をかじったり、ひとの水を飲んだり、買い物袋に首をつっこんだり、キーッ!
獣医さんが
「これは大きくなったらしなくなりますよ」
と言っていた『カーテン登り』だって、いまだに突然挑戦してるしな。体が重いから登れないんだけど。

でも、どこのおうちでも、自分の家の猫が世界で一番のはず。私だって、アビシニアンとは思えないほど丸顔で丸い目のこの猫がだーいすき。心が通じていると思うときもあるし。たまに名前を呼べばちゃんと
「にゃう」
って返事してくれるし。
ただ、何度も、
「みかん」
「にゃう」
「みかん」
「にゃう」
と繰り返していると、面倒になるのか、
「みか・・・」
と言ったあたりで
「にゃう」
と、かぶせて返事するのが憎らしい。おまえはJALのエージェントデスクなのかい?

誕生日のディナーはキングサーモンです。鮭が大衆魚でよかった。半分は人間の夕食に使われるんだけど。そして、贈り物は首輪です。いまつけているのは、首輪がひっかかったり、余分な負荷がかかると外れる仕組みの首輪。そそっかしいから。たまに猫部屋の床にこの首輪がポコンと転がっていることがあります。どんな大暴れ、またはドジを踏んだのか、知りたいような知りたくないような・・・。

そんなわけで、その安全首輪以外のものはどうしても付けられません。でも、ペットショップで見ていると、そうではない普通の首輪の方が、かわいらしいデザインのものが多い気がする。でもどっちにしても一年もすると、顔をすりよせてくる首輪の柄が擦り切れて、もともとの柄がわからなくなるから同じことなんだけど。猫の首輪も、ねずみのおもちゃと同様に、消耗品です。