禁断の箱を開ける

パンドラという女性は、ゼウスから「決して開けてはいけない」と言われていた函を、開けてしまいました。すると、中からあらゆる災いが飛び出してきて、最後に希望だけが残りました。というギリシャ神話があり、この函は「パンドラの函」と呼ばれます。しかし最後に残ったのが「希望」で良かった。「絶望」とか「飢餓」でもイヤだけど、「負債」とか「骨折」とかハンパな不幸でもいやだわ。

小学校の通学路に「パンドラ」という、今思えば場末的なスナックがありました。当時スナックといえば、「カール」や「スピン」などのスナック菓子がたくさん出るところだと思っていました。高校生までは、ピザやフライドチキンなどのスナックが出るところだと思っていましたが、大人になった今、何が食べられるところなのか、まだわかりません。

ソファがビロード張りで、カウンターとレーザーカラオケがある場所だと思うのですが。家の近くのスナックでは、「カウンターレディ」を募集中。なんと年齢は18〜40歳までOKらしいです。そりゃまた幅広い。

私が個人的な「パンドラの函」を思っているのは、プレステ。きっと買ったら、夜は寝ずにやってしまうに違いない。1000円くらいのちっちゃなテトリスでさえ、夜明けまでやったことあるし。ハッと気づいたら、外が明るくなってたもんなー。ものすごい自己嫌悪に陥ったのは一瞬で、
「よーし、こうなったら一睡もしないでがんばるぞー!」
って思い直してたし。

他には「Xファイル」もパンドラの匂い。しかし「ビバリーヒルズ青春白書」にはあまりハマれない。韓国ドラマにも集中できない。恋愛モノには縁遠くなったものよ。全然興味が持てないもん。

それなのに、先週、ついうっかり「24」の一巻を借りてしまいました。シーズン4まで行っているのに、いまさらながらシーズン1です。一巻には3話まで入っていたのですが、見終わったその日に7巻まで一気に借りました。

一話一時間で進行しますが、テレビCMがカットされているからだいたい40分。40分×24話ということは960分、16時間ぶっ通しで見続ければ、シーズン1は見終われます。本当は全巻借りたかったんだけど、どのレンタル屋さんも8巻が在庫なし。「誰か8を止めてるでしょ!」って、トランプの七並べみたいなことを思いました。

ついに開けてしまったパンドラの函。シーズン4まで見るつもりです。いやしかし、まだ8巻が。