思わず腰砕け

前々から、「週間大衆」と「週間現代」の見出しは下らないなーと思っていました。「リチャードホール」というテレビ番組に「下衆さん」という、下衆なキャラクターがいるのですが、両方とも下衆さんが愛読していそうな雑誌です。

そういえば、大阪に住んでいるときに、「関西じつわ」という雑誌の中吊りを良く見ましたが、この「実話」という漢字をあえて「じつわ」とひらがなにする事からすでにうさんくさいうえ、その内容もとってもうさんくさかったです。

それが最近、「週間新潮」や「週間文春」の中吊りも相当下らないと思うようになりました。これは私が年を取ったからなのか、実際下らなくなったのか定かではないのですが。

例えば、この間の衆院選の記事はひどかった。ちょっと目立つ女性候補は、必ず男性関係について書かれているし。男性候補の女性関係って、よっぽど派手ではなければ、特に問題にもされないのに、こういうところがいかにも卑怯でやな感じ。どの雑誌か忘れちゃったけど、小池環境相と、小泉総理がデキてるような書き方をしている雑誌もありました。
「おいおい!あの二人は付き合ってるのかよ〜!!」
なんて買いに走る人なんているかしら。個人的に知っている人ならともかく、遠すぎて私には全然興味ないですけど。

話題としては、選挙戦を扱ってはいるものの、これじゃ中身はただの悪意あるゴシップ記事、イエローなジャーナリズムじゃないですか。これなら、まだ女性週刊誌とかの中綴じに載っている、
「今話題の寒天料理」
なんかの方がよっぽど役に立つわ。これだけ選挙が話題になっているのに、トップ記事が「ヨン様の来日騒動」なのにはちょっと不安を感じます。

そういえば、新潮だか文春では、おば様たちのヨン様熱を馬鹿にしたような見出しもありました。本当に余計なお世話です。そんなの個人の自由じゃないですか。他には丸山弁護士の悪徳ぶりの大見出しもありましたが、話題の人や人気者を引きずり下ろして、自分と同じ立場に引き下げようというつまらない意図を感じます。会社や学校で、目立つ人を妬む人間はよくいましたけど、似たようなものかしら。

と言っても私が見たのは全て中吊りの見出しのみ。本誌の記事は、とっても深く掘り下げた鋭い内容なのかもしれませんけど。