問題のデキモノ

お盆に帰省した人や、旅行に行った人のおみやげを食べてばかりいたら、吹き出物ができました。

本当はニキビができた、って書いてもいいんだけど、私の年齢で発生したそれを、ニキビと名乗るのを絶対に許さない人が会社にいたので。いるよなーこういう人。
「ニキビができた」
と言うと、
「ニキビじゃねえだろっ」
って厳しく言葉を取り締まられます。

でもアレでしょ。過剰な油脂が原因でできるものを、10代ならニキビと呼び、年を取ったら吹き出物と呼ぶなんて、出世魚じゃあるまいし。しかも出世もしてないし。「大人ニキビ」って言い方もあるそうなんですが、なんかもっと優雅でステイタスを感じる呼び方はないものかしら。「フランソワ」とか。

数年前、やっぱり吹き出物ができたときに買っておいた、「クレアラシル肌色用」を塗ってみました。そうそう、できた場所は眉間です。この場所に吹き出物ができると、
「あっ、拝まなくちゃ。なむ〜」
と、大仏様のように同居人に拝まれるので、なんとしても隠したい。

塗って翌朝。そこの肌の色が明らかに他の肌と違っています。あーそうだった。数年前にできたときも塗ったら、こんな風に変になったんだった。クレアラシルは本当に若者用だから私に合わないのか。それかとっくに有効期限が過ぎているから変になるのか。確かに過剰な皮脂はなくなっていますけど、同時に皮脂そのものまで消失。ますます大仏様チック。いや、赤くないだけマシか。

本当に優雅でセレブな大人は、エスティやSK2みたいなブランドの、大人のニキビ用ジェルなんかを買っているっていう気がしなくもない。しかし、数年に一度しかできない吹き出物に対して、5000円もするジェルを買えるかっつーの。このへんの思考回路が、セレブではない証ですけど。