新党結成しちゃったよ。

旅行に行く前に、
「これは旅行に行っている間に、きれいに決着がついていてほしいな」
と思っていたのが、郵政民営化法案。個人的な体験から、反対派のアイツが大っ嫌いなので、ヤツの顔をできるだけ見たくなかった。ところが帰ってきたら、どの番組でもヤツが幅をきかせて、デカイ顔をしているじゃありませんか。しかも、「次期首相」みたいな持ち上げられ方までされてるし。イヤー!

他には、行っている間に阪神が連敗して、中日に首位を明け渡したらどうしようとも思いました。うーむ、これはまだあり得る。

サッカー東アジア選手権も、男女とも圧勝していて欲しかった。私が見る試合は、負けることが多いので、今度ばかりは勝つ事を期待していたのですが。

6カ国協議も終わっていて欲しかった。それも、北朝鮮が核を全面放棄して。

でも、そういう時に限って、大きな騒動は起こらないもの。私が旅行中にあった一番大きな事件といえば、山一證券が倒産した時かしら。さすがにあの時は、外国でも報道されていました。

自分が山一の社員だったらきっとブルーなんてもんじゃなく、将来に対する不安からお土産も買えないだろうなあ。帰国後出社してお土産なんて配ったら、白い目で見られそうだし。それよりも会社が元の場所にちゃんとあるかどうかさえ、自信がもてなくなりそうです。

2001年の秋に、米英軍がタリバーンに攻撃をし始めた時は、イギリスにいました。2001年の秋なんて、旅行するには一番ふさわしくない時期。しかし、あまり差し迫った危機感は感じられませんでした。友人たちは、絶対に止めろと言っていたのですが、その秋に3回も海外に出ました。

よく、危険時の人間の心理状態として、「正常性バイアス」という現象が言われます。
明白な危機に面していても、
「私にそんなことが起きるわけがない」
と、何も異常は起こらなかった、何もかも正常通りだと認識しようとする心理が働いてしまい、危険を回避が遅れてしまう状態のことです。

しかし、飛行機に乗る時っていうのは、多かれ少なかれ、みんなそんな心理状態になっているはず。2001年の秋には、自分も明らかにそういう心理状態になっていたと思います。今、地震が多発してる日本列島にいるっていうのも、同じ状態かもな〜。