それならスリムにならなくてもいい

最近女同士で話題になったのは、発泡酒の「スリムス」のCMです。観月ありさと、工藤静香のバージョンがあり、あるんだかないんだかわからない位の、ウエストの贅肉をわざわざつまんで、
「軽くヤバイ」
というヤツです。
「アンタ達が軽くヤバいなら、私なんてどんだけヤバいのよ!」
と、飲み会などでは、8割方の女性から糾弾されています。

この間、地元のハンパなスーパーを歩いていると、物陰から突然キャンペーンガール登場。こちらに何も言わせるすきを与えず、「スリムス」がどんだけ健康にいいかを、フリップを使って説明してくださいました。説明を黙って聞いてあげたお礼としてか、一缶もらいました。

あれって、学生時代によく募集があった一日バイトさんですよね。今なら結構楽しくできそうな気がしますが、学生時代は、なぜかあのバイトだけはしたくないと思っていました。今、地元のスーパーなどで頑張っている彼女達を見ると、
「よくぞこんなところまで来てくれました!」
と、感謝しながら試食したりします。ところで、ちっちゃな甥や姪などと手をつないで歩いていると、試食を勧められる確率はほぼ100%です。

家に帰って冷やして飲んでみました。カロリー、糖質、プリン体を一般的なビールよりも減らしており、カロリーなんてなんと100mlあたり、21kcalで、ビールの40%オフ。そりゃすごい。しかし味はすごくない。飲まなきゃよかった。絶対にこんなウスい味がすると、わかってはいたのにな。何のためにこんなもの作ったんだろう。かえって本物のビールが飲みたくなりました。そもそも、スリムを目指す人が、あえてビール味のものを飲むかなー。むしろ、ジンをダイエットコークで割ってレモンでも落としたほうが、カロリー的にも味覚的にも満足できそうです。

キューバの「モヒート」というカクテルも、夏に飲みたくなる、カロリーが低そうなドリンク。ヘミングウェイが愛飲していたというカクテルで、レシピは、
ラム酒1・クラブソーダ9・ミントリーフひとつかみ・くし型ライム一切れをざっくり混ぜる
だけです。本当は砂糖を焦がしたりして、甘めの味付けにするそうなのですが、ライムだけでも十分おいしい。ラム酒がなければ、ウォッカやジンなどのホワイトスピリッツでも代用できます。