雨の日と月曜日は

前にも書いた気がするのですが、傘ってどうして進化しないんでしょう。きっと原始時代にさえ、傘的なものはあったはずなので、縄文時代から数えたとしても、かれこれ一万年以上も、あの形って進化してないはず。撥水性が向上したとか、軽量化したとかいう進化はあっても、手で持った小さな遮蔽物を頭の上にかざして雨から防ぐ、っていう仕組みは同じだし。

なぜ進化しないかと考えてみたら、梅雨や雨季があって、雨にイラつく先進国は、世界中でも少ないからかもしれません。たまにしか雨が降らない国では、ちょっと歩いただけでストッキングがベタベタになるとか、両手に荷物があるのに雨が降ってる、ってなシチュエーションが少ないのでしょう。なので、傘に対する研究が甘かったと思うんです。

しかし日本も今や先進国。ナノテクをシャンプーなんかに応用している場合じゃありません。なんかこう、両手が使えて足元も濡れないという、画期的な雨を防ぐ道具を発明してほしい。

私が考えたのは、襟首に超協力磁石を付けて、頭上に傘を浮かせるというもの。リニアモーターカーの原理を応用しています。これだと両手が空くし、走ることも可能。たまに近くの人の傘も、磁石で吸い寄せてしまうかもしれませんが。

他に考えたのは、シリコンでできた球体で、体全体を覆うというもの。シャボン玉を想像してください。今の日本の技術を以てすれば、シリコンに通気性を高めることなど簡単にできるはず(知りませんけど)。旭化成さん、作ってください。

友達にこの話をしたら、
「それより、地球全体をドームで覆って、天候を自由にコントロールできるようにすればいいじゃん!」
って、まあね。私だって子供のときは、21世紀になったらそういうこともあるだろう、と思っていたわよ。