猫ブラッシング

この時期、猫の冬毛がどんどん抜けてゆく。確か4月ごろから、ゆっくり抜け始めていたと思っていたけど、6月になった今でも、まだ生え変わってないの?キリキリ抜けんかい!と、猫に当たってみたり。

仕方ないので、週末には、猫を膝に乗せて、ブラッシング。櫛を当てている間は、結構気持ちいいみたいで、じっとおとなしくしていてくれるのですが、たまに櫛にからんだ自分の毛にじゃれついたりして、もうやりにくいったらありゃしない。
「そんなに暴れるんだったら、自分ですいてみなさいっ!」
なんてキレてみます。

抜けた毛をみたら、まるでもう一匹子猫が作れそうな量。こころなしか、猫もスリムになったような気がします。冬毛はやわらかくて、羽毛のようにふわふわ。しかし猫毛ぶとんとか、猫毛ジャケットとか聞かないし、それなりの中途半端な断熱具合しかないんでしょう。

猫のいる家に、絶対に置いてはいけないカーペットは黒。黒いジャケットも危険で、なぜか背中に猫毛がついてたりします。同居人Sさんは、猫の父ちゃんだとバレるのがカッコ悪いと思っているらしく、スーツを着たら、昔の名波選手のように、絶妙なフットワークで猫をよけながら歩きます。猫はそれを知っているのか、まるで嫌がらせのようにぴったりマークして離れません。あー面白い。

他に着てはいけないものは、フリース。それもユニクロのフリース。なぜか猫毛がフリースの奥まで入り込んで、まるで猫毛が植えられているようになります。ある意味猫毛ジャケット。これは掃除機でも、粘着テープでも、洗濯でもなかなか取れず、結局手作業で取らなくちゃいけません。しかし猫はフリースが大好き。油断して置いておくと、その上に乗って、転げて、しまいにはわざわざ上で寝たりします。