ストレス社会で闘う日本の私

ある日、スーパーを歩いていたら、「ストレス社会で闘うあなたに」という文字が見えました。私のことか?思わず手に取ったら、それはグリコのチョコ「GABA」。もちろん買いましたわ。

袋を読むと、「カカオの成分に含まれるGABAギャバ)は、神経伝達物質で、リラックスに役立つと言われるアミノ酸の一種」らしい。しかも、そのギャバが、普通のチョコの25倍(グリコ比)入っているとのことです。25倍・・・リラックスし過ぎて、会社でハナゲを抜いたり、ハナウタ歌ったりする人が続出だな。

翌日、テレビを見ていたら、コンビニで並んでいる若いビジネスマンが、GABAを目に留め、
「ストレス社会で闘うあなたに」
という文字を見て、
「オレのことか?」
と、速攻購入すると言うコマーシャルをやっていました。昨日の自分の行動そのままだったので、赤面。

買ったチョコは、引き出しにしまってあり、何かストレスを受けたらすぐにでも食べてやろうと待機中。そんな時に限って、誰もからんでこない。席が簡単に取れてしまう。あー、取れないフライトを取れたと言ってしまい、またそのフライトが、絶望的なほど混んでいて、でもお客さんは行く気マンマンで、今更取れてなかったなんて言えないって状況になって、胃がキリキリするようなことはないものか。

仕方ないので、何もストレスを受けられないまま食べて見ました。普通のチョコの味。そこですかさず話かけてきたのは、前の席に座る、ストレスとは無縁そうな仕事をしている人。どんな仕事かというと、どんな仕事をしているのかさえ、一片もわからないほどの仕事です。まず電話が一日一本もかかってこない日があるしな。その一日一本の電話の時でさえ、席を外しちゃって私が出てたりするんだよな。

すると、その彼が突然、
「私もそれを毎日食べている」
との驚愕の告白が。しかも袋じゃなくって、缶入りの物を持っていました。アララ。私の前にいるのがストレスだ、ということを遠まわしに言われたのではない事を祈る。