浴衣の着付けぐらいは自分でプロジェクト2

浴衣の話はまだ続きます。

まず、10年くらい前に仕立てた浴衣を、引っ張り出そうと思い立ちました。たぶん、着物類は、押入れの天袋の中の、さらに桐の箱の中・・・。それを取り出すのが、この「着付けを知るプロジェクト」最大の難関のような気が。

天袋に届くように椅子を置くと、我が家で一番の押入れ好きが、すかさずその上に。猫ですわ。以前から、押入れの中の探検はやり尽くして、あとは天袋を制覇するだけ、と思っているフシがあり、天袋が開くとどこからともなく現れます。あーめんどくさい。

椅子の上に立って天袋をのぞくと、同じように足元で猫がびっくりした顔で見上げているのが見えて、笑えます。「ほえ〜天袋の中はああなってるの〜」って思っているんだろうなあ。そうよ、ワケのわからない電化製品の段ボールでいっぱいなのよ!

それもこれも、「オークションに電化製品を出す時には、箱付きの方が高く売れる」って聞いたからなんだけど。マックなんてもう買ってから10年は経ってるんだから、箱があろうがなかろうが、既にオークションに出せる品ではないな。それに、CSのアンテナなんて、どうせ野外で雨ざらしのものに、箱がついてるから何なんだ。

その箱どもを掻き分けた奥に、桐の箱発見。中には浴衣の他に、確か黒の留袖が一着しか入っていないので重量はそうありません。桐が軽くてよかったよ。よいしょ。あー猫じゃま。

浴衣をたとう紙ごと床に置くと、さっそくその上に座ります。猫が。ホントじゃま。

浴衣は、大人になってから作ったので、今でも着られる柄なんですけど、ユニクロで似た柄が売られていないことを祈る。さっそく着付け開始。本には写真で着付けの手順が解説してあり、事前にイメージトレーニングをしていたので、おはしょりの処理もうまくゆき、帯もそれらしく結べました。猫が仮止めの帯ひもに飛びつくのさえなければ、スムースにいきました。結局所要時間は15分ほど。こんなにあっさり今年の目標が達成されていいのでしょうか。

ふと見ると、猫がいない。と思ったら、桐の箱の中にー!