浴衣の着付けくらいは自力でプロジェクト

年の初めに、今年の目標を立てました。「免許を取る(原付よ)」「水彩を始める」というのは、なんとかクリアできたのですが、「英会語を思い出す」これは、どうしたら目標を達成できるのか、皆目見当もつきません。恐らく去年の夏から読み出した、ハリーポッターを読了することなどから始まるんでしょうなあ。

この本は、リビングの隅にまるでインテリアのように置かれており、それを見るたびに、「挫折」という文字が頭をよぎります。
他にもいくつかあるのですが、「よく寝る」「マカロンを作る」など、簡単に守れる目標ばかり。あえてこういう低いハードルを設定しておかなきゃ、達成感が感じられなくて挫折しちゃうもんね。もうしてるけど。

そんな中のひとつに、「着付けができるようになりたい」という目標がありました。というのも、以前友達何人かと湯西川温泉で、自分の好きな浴衣と帯をチョイスするという旅館に泊まった時、ちゃっちゃと着付けをしてくれたお友達がカッコよかったから。その子以外にも、学生時代に料亭でバイトしてたとか、茶道部だったとかで、みんな自分できれいに着ていました。私なんて、今までずっと母にまかせっきりで、何一つできない。段取りすらわからない。ええ年なのに恥ずかしい。

かといって、着付け教室に通うほどの時間も余裕もないので、本屋で立ち読みをし、一番良さそうな本を選んでみました。それはNHK出版の「デイリー着物」。一番実用的に思えたので。着物のファッションショー的な雑誌は安いけど使えなさそうだし、着物の歴史から語られている本は、3900円もします。目標にも予算制限があるんです。

私が着付けの本を買うと言ったら、花嫁修業で着付けの教室に行っていた姉が、
「じゃあ、私の教則本を貸してあげる。えーと重いから何回かに分けて持ってくる」
と言われた日にゃ、全力でお断りしました。そんな本格的な気持ちじゃないんです。っていうか、あまりにも奥が深すぎて、どっぷり浸かる勇気がでません。でも、ゆくゆくは浴衣だけじゃなく、紬の訪問着なども着てみたいものだねえ。