カッコ悪い資格取得は続く

試験に合格した人は、試験をした部屋に集められていろいろ説明を受けます。

安全運転協会という、警察OBの天下り先チックな協会への入会を勧められました。というか、係員が、
「ハイ名前を書いてください」
なんて、半分強制的で、入らないという選択肢の示唆もなくて、入らざるを得ない雰囲気だったわ。入らなかったけど。

以前ある省庁の外郭団体で働いたことがあるので、社団法人だの財団法人だのと名前が付くものには厳しい態度で臨みます。理事さんとかは、仕事をあまりしない割には、交際費はきちんきちんと消化しているに決まっています。いえ、知りませんけど。入るなら、そこをハッキリさせてから入りたかった。

食事のあと講習。素敵なカフェなんかもなかったので、近くの公園を散歩していたら、コンビニでさっきのヤンキー女子二人が、ヤンキー座りしているのを見てしまった。

講習は、バイクに乗ったことがある人とない人に別れて行われましたが、バイクに乗ったことある人に対して
「フフフフ、引っかかったな、全員無免許運転で逮捕だ!」
っていう場面はありませんでした。

それにしても、交通安全ビデオのスタントマンって、なんて痛そうな演技がうまいの!あれを見ると、安全運転を心に誓うわ。

この講習をするひとたちは、たぶん交通安全協会の人なんでしょうけど、全員が女性。それも年配の。婦人警官の天下りか。二人に一人は超タメ口で、「社会人マナー研修」に出したいくらいなんですけど。

発進の仕方や右折・左折を習って、基礎は8の字運転で終了。慣れるまでにもう少し時間が欲しい。最後にはコースを走って免許交付なんだけど、あれだけで公道を走るなんて無理。使われているのはスクーターだし、ギアチェンジが必要なカブなんて、絶対に乗れない。もし今日、郵便局の配達員に採用されたので受けに来たおじさんがいても、即戦力にはならない。

しかし、念願の免許は手に入ったのでもう文句は言うまい。そういえば、今は、最初に取った免許の帯は緑色なんですよ。青か金しか見たことなかったので、
「原付用は違うねえ」
と思っていました。きっと今後バイクには乗らないので、月日が経てばこれもゴールドになるんでしょうなあ。