カッコ悪い資格取得

この年になって原付免許を取りました。写真付きの身分証明書と言えばパスポートしかなく、それすらも近所のシタヤ、いえツタヤごときで身分証明書として受け付けてくれなかったので、頭に来て取りました。

しかし、試験はともかく一番心配なのが、試験合格者に行われる原付の実地講習。何が心配かって、年齢が・・・。きっと16歳の誕生日を待って免許を取るような人が多いんだろうなあ。ちゃんと溶け込めるかしら。

何でも、20年くらい前は「ラッタッタ」が大流行で、原付免許講習にはおばちゃんがたくさんいたとか。今、そんな流行があるとは聞かないし、きっと平均年齢は20歳以下。下手すりゃ我が子。何で若いうちに取っておかなかったか、いや、若いうちは普通免許を取る気でいたからな。

免許を取ろうと思って、取りに行くまでは結構早く、下調べも万全。試験の日は朝9時半から夕方4時ごろまで拘束されるらしい。長いな。会社も休まなくてはならないので、絶対に落ちたくない。試験のためにまた休暇届を出す事を考えると、気が滅入るわ。

この日の受験者は39人。申請書の生年月日を書く欄で、「平成」が選べるようになっていてショック。平成元年なんて、ついこの間だと思っていたのに、もう平成生まれが原付免許を取れる年が来ていたのかい。
私は18番だったのだけど、前の男子二人が、
「昨日部活がよ〜」
って言っていました。部活か。ここ何十年聞いてない言葉だな。

また、この、前に座った男子のトレーナーの背中に、ドクロの絵がでかでかと描かれており、
「GOOD DAY TO DIE...」
というセリフが。幸先悪いわ。もし合格したとしても、絶対にバイクには乗らない。

受験仲間は他に、上下トレーナー姿・なのにヴィトンを持っている田舎のヤンキー女子が3名と、年齢不詳な人達が多いので、たぶん私も溶け込めているはず。欲を言えば、郵便局の配達員に採用されたので受けに来たようなおじさんがいると、より溶け込み易いのですが。

試験には、問題集でも教則本でもひとことも書かれていないことが出たりして、やな感じ。しかし、ここは順当に合格。この日の合格率は70%くらい、普段は60%前後とのことです。ヤンキー女子のうち2人は合格していましたが、ドクロの男子は不合格。しかし友達が合格していたので、ドクロは4時まで「ららぽーと」で待っているそうです。帰って勉強しろ。