今の湯沢のことは聞かないでちょうだい

先月、入院する前日の土曜日に、越後湯沢まで旅行に行っていました。会社を休まないで行った旅行に、会社へのおみやげなんて必要ないと思うんだけど、会社では毎週月曜日には誰かが週末に行った旅行のお土産を配ってくれるので、そろそろ貰いっぱなしに気が引けていたところ。

「ブルボン おこめチョコ」というものを買って帰りました。なるほど、新潟だからお米が特産品なのね。他にも意外な名産品として、「柿の種」がありました。これは、配りにくいうえ会社で食べにくいので却下しましたが、チョココーティングの柿の種とか、自分では進んで買おうと思わないだけに、お土産として貰ったら面白そう。

それをようやく昨日配ることができました。退院直後に配ったりしたら、
「やっぱり・・・一週間見ないと思ったら、旅行に行ってたのね!」
なんて誤解や、
「入院って・・・スキーで骨折だったのね」
なんて思い込まれたりするので、一ヶ月以上寝かせておりました。そうこうするうちに、1、2度はチョコが溶けてまた固まったりしてたんだろうなあ。

しかし、これを知らん顔で配っていたら、
「アラ、湯沢の桜はもう咲いてるの?」
とか、
「春スキーができそうなほど雪はあるの?」
なんてアップトゥデイトな質問が。

そのたびに、3月の入院前日からのいきさつを話すのが面倒。
テープに取っておいて、聞かれるたびに再生するか、
「入院前日から、本日までの私のあゆみ」
などの小冊子をつけて配ろうかと思いました。

それにしても、会社の引き出しの中は、恐ろしいほどにお菓子であふれています。最近、退職者が相次ぎ、ベルンのミルフィーユだの、ウエストのクッキーだので、引き出しが破裂しそうな勢いです。頂くたびに、自分が辞めるときには何を配ろうかまで考えたりして。そういう人こそ、いつまでも居座るものだけど。