落ち込んだときのワンクッション

昔、猫と暮らす前の話ですが、会社で嫌なことがあって、家まで引きずってしまいそうな時、帰宅途中にあるカフェバーで一息ついてから帰っていました。女一人が入っても、いつまでも長居できる場所って、なかなかないので、開拓には苦労します。

以前大阪に住んでいる時、会社まで10分だったので、会社での気分はそのまま家までお持ち帰り。猫もいなかったし。猫って、実生活にはこれっぽっちも役に立たない生き物ですが、いるだけで心が和むし、
「猫がいるから早く帰んなくちゃ」
って思います。

派遣会社で会社を選ぶ時に、
「給料は安めでいいので、残業のないところでお願いします」
と、言ってみます。本当は給料も高めがいいのですが。
担当の方は、
「ご家庭のことがいろいろ忙しいでしょうから、早く帰れた方がいいですよね」
と言ってくれますが、いえ、猫がいるからです。

猫がいなかった時代は買い物で散財して、気を紛らわせていました。今手元にある、輪ゴム状のコイルを20本ほども重ねて付ける、当時流行していたブレスレットも、その時に阪急百貨店のアクセサリー売り場で、勧められて買いました。イタリア製で、結構高かったような気がするのですが、今ではちょっと強度がある輪ゴムとして、活躍の場を見出しております。

たまに、帰るときに友達と一緒になると、ケーキがおいしいティールームなんかに行ったりしました。ポットの紅茶とケーキでだいたい千円くらいなんですけど、それだけで何時間も粘られるんだから、お店としてはたまったもんじゃないな。そのお店はだいたい20席くらいあったんですけど、5時に入っても8時までお客さんが全く帰らなかった時もありました。という事は、3時間で約2万円の売り上げか〜厳しいなあ。