イマドキの服装

この季節は一体何を着ればいいのか悩む。暗黙の了解で、「4月以降はウールのコートを着ちゃいけない」というきまりがあるみたいで、ぱったり見なくなります。でも、朝晩なんてまだまだ冬。ストッキングに寒風がしみる。

12月頃は、寒さにテンションが下がってましたが、2月になると、今度はあまりの寒さに怒りすら感じるようになり、今は、なんかもう、寒さには飽きました。嫌な上司が配属された時と、同じ傾向だな。

そういえば、NHKの冬の天気予報では、天気配置図に、高気圧を表す「高」マーク、低気圧を表す「低」マークの他に、将軍の格好をして兜に「冬」と書かれた「冬将軍」が登場します。たまに勢力が弱い「ミニ冬将軍」が登場したりして、天気図を盛り上げています。

3月下旬だって、ロングコートは着られない雰囲気だし、しかし風が冷たい激寒な日があったりで、何をどう着ればいいのか・・・。

オシャレな友達は、
「気合があれば、寒さは感じないもの」
と言って、冬でも鳥肌を立てずに、モードな黒のノースリーブを着たりしています。
エロイカより愛をこめて」に出てくる、エーベルバッハ少佐は、
「排泄は意志の力で制御できる」
というような事を言ってました。こんな生き方をしたいものよ。

ヨーロッパに中途半端な時期に行くと、革ジャンを着てたり、タンクトップを着てたり、人の格好がバラバラで、何を着ても恥ずかしくない気になります。しかし、先日東京で、最高気温が10度だったある日、半そでで歩いている白人を見ました。私の経験では、白人的には東京の12月と3月は半袖シーズン。4月には半パンになります。

先輩が昔、
「あれは北欧からの観光客だよ」
と言っていましたが、北欧からそんなに大量に、東京目当てに観光客が来ているとは思えません。

逆に4月の上旬はともかく、中旬頃になって、電車の中でウールのコートを着ている日本人を見ると、
「どっから来てんのよっ!?」
と、青木さやか風に突っ込みたくなります。
今、私が通勤している路線の始発は、成田空港方面なので、
「はは〜ん。北欧から帰国したばっかりね」
と、なるべく思ってあげるようにしています。