フレンチなプチデジュネの話

この間、会社の用事で、フランス料理屋さんのランチを食べました。
以前この店の前を友達と通った時に、
「たまには贅沢して、こういう店でランチしたいもんだねー」
なんて話してて、今後の参考のためにメニューを見ると、
「一番安いサラダが・・・2,500円!昼なのにっ!」
と飛びのいた覚えがあります。

予約のため電話を入れると、ランチコースは3750円から。コースは当日決めてもいいという話だったので、特に値段は決めず、成り行きでなるべく高いものを頼めるようスタンバイ。同行者は、年配の男性2名と、妙齢の女性1名でございます。とても寒い日だったけれど、ナメられてはいかんので、ちゃんとスカートとストッキングを履いてゆきました。

昼のメニューは、4種類ほどあり、ポタージュ・メイン・デザートのものが、3750円。ポタージュをオードブルに変えると、4950円。サービス料は別。偉い人がオードブルのものにしたので、私も便乗。本当はそれ以上の金額のコースもあったんですけど、大人の常識としてあきらめてみました。

オードブルもメインもそれぞれ4種類から選べます。私が選んだのは、リードヴォーのサラダ仕立ての前菜と、スズキの赤白ワインソース。給仕の人がやたらといて、お姫様になったような気分。しかし、一緒にテーブルについているメンバーを見て、自分がお姫様ではないことを思い出したり。

フランス料理って、やっぱりソース。ソースの中に様々な味が隠されていて、相反する特徴の味のものでさえ最後には調和させてしまう。これって、和食の優しさとはまた別で、たまに食べると舌が鍛えられるような気がする。

デザートはワゴンサービスで、どれでも好きなものを選ぶことができました。ケーキ担当の給仕さんが、がんがん私と目を合わせてくるのが気になるわ。
たぶん、
「どうせオッサンたちには決め切れないんだから、お前が仕切れ!」
って言われているようで、突然お姫様から召使に転落した気分。

そういや、今日はエイプリルフール。去年、嘘をつき損ねたので、今年はがんばるぞ。