マスクマンたちの季節

今年の花粉はひどいですね。私が昔、アレルギーの検査をしたときには、スギ、ヒノキ、セイタカアワダチソウハウスダストなど、ありとあらゆるアレルゲンに対して反応がありました。猫にもアレルギーがあったのですが、今のところ、掃除をこまめにしているせいか症状は出ていない気がします。あとは気合いで。

帰国子女の人が、
「日本人はどうしていつもマスクをしているのか、良く聞かれた」
と言っていました。何でも、典型的日本人を現すのに、「眼鏡・カメラ・出っ歯」だけでなく、最近では「マスク」というのもアリだそうで。

そういえば、「雨も降っていないのに傘をさす」というのも聞いたことがあるな。たぶんこれは日傘のことだと思うんですけど、7月のチューリヒで日本人ツアー客が観光バスから出てきたのを見ていたら、女性のほぼ80%が日傘を持っていたな。

そんなこともあり、自分でもマスクをするのがビジュアル的に許せない気がして、我慢していたのですが、今年初めてマスクを着用してみました。

マスクにもいろいろあり、思い切って1200円の色付きマスクを買おうかと考えました。これは8色くらいから選べ、パステルのピンク、グリーン、ブルー、イエローなどの受け入れられ易い色から、黒、紺などのハードな色まで揃っています。黒を買って、ホワイトマーカーでドクロを書いてみたり、銀のリベットを打ってみたりして、「ヘビメタマスク」として着用してみたい。

結局買ったのはノーマルな白の使い捨て。使い捨てが許されない世の中になっているのに、マスクは使い捨てが主流。衛生面と、花粉防止という性質上は仕方ないんですけど。
マスクをして家の中を歩くと、猫が、
「ふえ〜」
という顔で、まじまじ見ます。そういえば、「小鼻パック」をしている時にもこんな顔で見ているな。

ところでマスクをしていると、同じくマスクをしている人と目があいませんか。あれはやっぱり、
「同じ花粉症同士、がんばって乗り切ろう!」
という、アイコンタクトなんでしょうか。