2日目からは、何事もなく過ぎる

それにしても、世の中にはどうしてこうも食べ物の情報があふれているんでしょうか。食欲はわかないんですけど、何かチョコっと食べたい。コーヒー飲みたい。ワイン飲みたい。

差し入れられた雑誌は・・・「オレンジページ」。全ページほとんど料理の写真でしたわ。また、テレビでもやけに食べ物のコマーシャルが目に入る。「どっちの料理ショー」の放送日までには退院したい。

これだけ絶食したら、痩せて痩せてどうしよう!と思っていたのに、3日を過ぎても痩せている気配なし。点滴のバッグをよく読むと、「100Kcal」と書いてあります。これが100mlで100Kcalなのか、500mlで100Kcalなのかはハッキリわからないんですけど、100mlで100Kcalなら毎時80mlの点滴で1時間で80Kcal。ということは24時間で2000Kcal近く?基礎代謝を軽く上回っているじゃないよ?

3日目、ようやく水分を取ることが許されました。水分を拡大解釈して、アイスを食べてしまおうかと思ったんですが、これ以上入院したくないので我慢。

4日目、私の感触からすると、前日から続けている、「どっこも痛くないし、めきめき健康回復中ッス!」アピールが効いて、今日あたりから固形食が食べられそうな気がする。

朝は何の指示もなかったのですが、昼からはイケそうな予感。点滴のバッグが減るのが待ち遠しいわ〜。ちょっと早めてみようかな?いや、でもこれ以上入院したくないので我慢。猫のみかんが私を探し回っていたのは、最初の2、3日だけで、そろそろ最初からいないものと思い込み始めているという、聞き捨てならない報告を受けているし。

ようやく点滴が取れたのは夕方。やったー夕食。五分がゆだけど。やだーおかずまで付いているわ。もうご飯が来た時点で飛びつきたい気分だけど、一応一拍おいてテレビなんか見てから手をつけてみました。がっついているように思われるのもシャクなので、どれかおかずを残そうと思案。この、にんじんの甘煮を2切ればかり、そして鮭の切り身を5センチほど残してみよう。と思っていたのに、はっっ!いつの間にか完食してしまった。あーばかばか。