満喫雪国日帰りプラン - 3 -

その後、駅前の「けんちん汁」が自慢の店に入って夕ご飯。けんちん汁は大ぶりのじゃがいもや人参、麩や大根が入っておいしかった。けんちん汁は、精進料理なので、肉が入ってないというトリビアを披露し、他につまみとして、ねぎとろやえりんぎの小鉢と、舞茸のてんぷらを頼む。

そういえば、駅前に「温泉コーヒー」という看板の店があったので入りました。別に硫黄くさいくもなく、独特のコクがあって、ミルクをいれるとまた柔らかい味になって、なかなかおいしい。

特にトラブルもなく家についたのは10時ごろ。小腹が空いたので、あみやげに購入した半球型の麩を、麩菓子のようにバリバリ食べてしまおうかと思ったけれど、夜も遅いので断念。

翌朝、突然の腹痛で目覚めました。とは言っても、痛みが15秒位続いては引く、という繰り返しで15分1セット。つまり一時間に4回、合計60秒の痛みしかないってことか。

ちょっと我慢してみたけれど、やっぱり心配になって、休日診療の当番医に行きました。ところが、
ノロウィルスかなあ」
と言われ、抗生物質と整腸剤を渡されて帰されました。下痢もしてなきゃ、吐き気もないんだけどなあ。

しかしこのとき私の脳裏をよぎったのは、前日に食べたねぎとろねぎとろなんて、お寿司の巻物以外では年に一度食べるか食べないかという、私にとってはレアもの。あれだ・・・あれだわ・・・。胃と腸のつなぎ目で、まぐろが暴れまわっているのを想像してしまった。いたたた・・・。

こういう時に限って、猫がえらい甘えよう。ひざの上に乗ってきて、すやすや寝込んだり。まさか、私のおなかの中のまぐろ目当てじゃないでしょうね?

夜の7時ごろに、痛みの周期が短く、かつ激しくなってきたので救急車を呼ぶかどうか迷う。これって救急車を呼んでいいくらいの痛みなのかしら。痛みがないときなんて、完璧に健康体だもんな。痛い時だって、お腹壊した時並み。ネットで調べてみると、腸捻転や腸閉塞の場合は、転げまわるほど痛いらしいし・・・私のなんて、痛みの中で言えばまだ係長クラス。係長がハイヤーを使っていいかどうかだよなあ。

なんていっているうちに痛みが激しくなって、ついに自分にGOサイン。痛みは部長クラス(私の感触比)まで出世したようで。