満喫雪国日帰りプラン - 2 -

最初に行った温泉は、公共浴場「コマクサの湯」。お昼前だったからかガラスキで、地元民のおばちゃんと二人きりでした。ここはスキー場へのロープウェイ駅に隣接しているので、スキー後の温泉にはもってこい。休憩室でダラダラしていると、窓からスキースロープが見えて、何かスキーをしたくなってきた。レンタルスキーセット1500円らしいし・・・。

毎週末スキーに出かけていた上司が、ある冬から、ぱったりスキーに行かなくなったことを思い出した。骨折でもしたのかと聞くと、
「だって、スキーって寒いじゃん!」
って言ってました。今頃気がついたのかい。

昼は、近くのお蕎麦屋さんで「へぎそば」を食べるつもりが、寒かったのでざるを食べる気にならない。結局普通のおそばにしてみたけれど、とてもおいしかった。

その後、5分ほど歩いて「雪国館」へ。ここは、雪国での生活や、川端康成の「雪国」の世界を紹介したりする、3階建ての建物。建物の入り口には、
「島村と駒子らしき人物の顔の部分をくりぬいておいたので、あなたのお顔を入れて写真撮ってね」
的なコーナーがあった。まわりに誰もいなければ、ぜひ撮りたかったところ。

「雪国館」の中は・・・さ、さむいっ。雪国の寒さを身をもって体験させてくれているのか・・・。早足で見て歩いてしまった。「雪国の居間を再現」みたいなコーナーでは、四角いただの木の箱が、「猫つぐら」として紹介されていました。つぐら・・・これが正式な発音かしら。

この後、駅に行くと、日本酒の入った温泉があるというので、早速入ってみることに。私が入って約5分後、若い女の子が7人くらい団体で入ってきました。う、うるさい。そ、それになぜみんなおデブさん?「肉弾戦」という言葉を思い出しました。湯船につかって観察していると、おデブさんの中にも派閥があるようで、なかなか面白い。と思っていたら、全員いっぺんに湯船の中に入ってきました。ひ〜溺れる〜。

お風呂から出た後は、待望の日本酒の試飲。100種類以上はある地酒が、ロッカールームのような試飲機に入って並んでいます。これはなかなか面白かったな〜。日本酒なのにアルコール度数が45度もあるヤツとか、「寒」「梅」「越」をうまいこと組み合わせた、「越の寒梅」フォロワーなども数多くありました。辛口のお酒はおいしかったなー。つまみがあればなお良かった。