満喫雪国日帰りプランを実行する

新幹線に乗るのは久しぶり。記憶をたどってみると・・・たぶん、名波選手が大活躍していた頃、ジュビロ磐田清水エスパルスの静岡マッチを見に行って以来・・・。しかも「こだま」利用だったしなー。大阪から来た友達は、
「見てっ!富士山!」
と大コーフンしてたけど。

そういえば、20歳の頃、奈良在住の友達が、千葉県にある私の家に遊びにくることになりました。新幹線に乗るのが初めてだというので、やはり大コーフン。富士山を見るために、東京に向かって左側の列の窓側を一ヶ月前から予約しておりました。

東京駅の、東北・上越新幹線の乗り場に行ってみると、なんか見知らぬ電車ばかり。乗る列車は「MAXたにがわ」なんですけど、一階席。土曜の朝だけあって満席で、学生らしきグループも多い。う〜ん、グループ交際だねえ。

JR東日本の車内誌によりますと、切符が自動改札を通ると、車掌の持っている端末に信号が送られるので、指定席の改札は原則的にないとのことです。確かに一度も検札には来ませんでした。う〜むスゴい。しかし、選べなかったとはいえ、雪よけがじゃまで外があまり外が見えず、一階席ってつまんない。

乗車時間は2時間ばかり。「国境のトンネルを抜けるとそこは雪国だった」を実感したかったが、どこのトンネルかわからないうちに越後湯沢の駅に到着。

ついうっかり、駅の「上越新幹線の歩み」みたいなパネルに見入ってしまった。いきなり上越に新幹線って、やっぱりちょっと無理があるよなあ。でもその無理を通せるんだから、田中角栄ってとんでもない人だったんだろうなあ。しかし、まさかそのパネルに、
角栄先生のゴリ押しのおかげで、新潟に新幹線が通りました。角栄先生バンザイ!」
とは書いておらず。開通式の写真にマキコを探してみましたが、おりませんでした。

しかし、駅舎が寒い。寒すぎる。こんなに寒いと笹団子を蒸したくなる気持ちもわかる。なぜかどこでも、笹団子がほこほこに蒸されていました。新潟と言えば、笹飴。笹の葉に水あめを包んで、飴に笹の香りをつけた素朴なお菓子です。これは、小説「坊ちゃん」の中で、ばあやのきよが、笹ごと笹飴をむしゃむしゃ食う、という夢を坊ちゃんが見る場面で有名。以前おみやげに笹飴を貰ったとき、
「あー!これがあの笹飴!」
と思っただけならまだしも、その夜、見たこともないばあさんが笹飴を丸食いしている夢を見ました。