猫の反乱

昨夜、寝るときにみかんを猫部屋にしまって、約5分後。
「ガタッ、ガタッ」
とまるで、猫が何かに体当たりするような音が聞こえてきました。
「まだ寝たくないのに一人にされて、腹いせに暴れているに違いない」
と思って無視。
しかし、あまりに何度も聞こえるので、
「もしかして不審者が窓から!だとしたら、みかんちゃんピーンチ!」
と、みかんちゃんを助けに行きました。

ドアを開けると、猫がすごい勢いで飛び出てきたはいいが、部屋をじっくりチェックしても中に異常はなし。猫本人はというと、まだ遊びたいので、つかまらないように廊下の隅に隠れています。ミエミエなんですけど。やっぱり、まだ寝たくないだけか。そこをすかさず捕獲し、猫部屋へポイ。

そしてまた5分後、「ドカッ、ドカッ」と、さっきよりも大きな音。そこで同行者Sさんから、
「もしや猫トイレに入れないんじゃないか」
という指摘が。はっっ!

みかんちゃんが使用しているのは、屋根と扉つきトイレ。二ヶ月の時、家に来たその日から、普通に扉を押してトイレに入って行きました・・・なんて賢いの!と、当時猫の順応性の高さに感心していました。この三年で一度だけ、朝、掃除のあと間違えて、トイレの扉を壁側に向けてしまったことがあります。

その時、取りあえず狭い隙間から扉をなんとか押して入ったけど、出るときは扉が壁に当たって出られないので、中でガタゴト試したすえに、屋根を吹っ飛ばして出てきたような形跡が。留守中だったので、何が起きたかわからりませんが、相当怒っていた様子。帰って猫部屋をのぞいたら、屋根がゴロンと床に転がってたもん。

そのときの事を思い出し、部屋を開けて確認すると、あらやっぱり。トイレの扉が壁側を向いておりました。どうやらトイレに何度も体当たりしていた様子。

さっそく扉を元通りに戻して、また廊下に隠れていた猫を捕獲してポイ。

その後すぐ、猫砂がザッザッという音が聞こえてきました。ちなみに、トイレ全体が揺れるくらい、何度も何度もていねいに猫砂をかけている音が、毎回毎回聞こえるのですが、実際には一ミリも埋まっていないことが多いのはなぜだろう。