いつか来る地震に備えて−1−

いずれ近い将来、東海・関東地方に大地震が起きる、とは前々から言われていました。でもこのところ、急にその関係の特集がテレビや雑誌で組まれるようになって、いよいよXデーが近いのかと、お上を疑っています。

たぶん会社にいたら、助かる確率は限りなく低いと思うのですが、万が一助かった時のことも考えました。まず、猫がいるので家に帰らなければなりません。会社から家までの距離を測ってみたら、直線距離で20キロ。不動産屋さんにならって、一分80メートルで歩くとしても、4時間かかる計算。実際はもっとかかるだろうな。江戸川とか荒川の橋が落ちていそうな気がするもん。

会社で履いているのは、圧倒的にヒールの靴が多い。毎日ヒールを履いていると、使う筋肉が限られてくるみたいで、たまにスニーカーを履くと変な筋肉痛が・・・。もうこの時点で、歩き通せるかどうか心配ですが、会社には一応、「置きスニーカー」があります。

もしミュールを履いた日に被災したら、たぶん中央区を出ないうちに行き倒れになってしまうか、全財産を出しておじさんの水虫革靴と交換したりすることになるか。やはりスニーカーは大切。

他にも、徒歩帰宅グッズを用意しておこうと思いました。まずラジオ。これは基本です。それからタオル、軍手、懐中電灯、徒歩であるくための地図、コンパス、マスクも用意しました。こんなところでしょうか。

いやしかし、本当に歩いて帰ることを想像してみました。まず、私には根性がないので、途中で何のために帰るのか忘れて、両国あたりで新しい生活を始めてしまいそう。そんな私にモチベーションを与えてくれる、猫の写真も必要です。