かわいい付箋が欲しい

今までいた旅行会社では、付箋は必需品。付箋を貼っておかないと、どの仕事をどこまでやったか忘れちゃうし。終わった仕事の付箋を捨ててゆくのは、気持ちが良かった。そんなわけで、消耗品の棚には大小さまざまな付箋が山積みになっておりました。

しかし、今の会社は、純粋な旅行会社ではないためか、そんな切羽詰ったシチュエーションがなく、付箋なんて使っていない模様。どっかからもらった、巨大で使いにくい付箋が大量にありますが、それで満足しているみたい。ち、違うのよ〜。もっと、ちまちま使いたいのよ〜。

だってその付箋ときたら10cm四方の正方形のもので、私がちょっとだけ書きたい、
「座席指定通路側のみ 窓不可」
なんていう自分リマインド用のメッセージには、あまりに広すぎて落ち着かない。
なので、
「この方は座席指定が必要で、絶対に通路側希望なので、窓側の席は予約しない、」
なんて長々と書いてしまいたくなる。
それでも余るので、
「と言うのも、去年気を利かせて、真ん中の席になるよりはと思って窓側を用意しておいたら、いや、えらい勢いで怒られたね〜。2時間くらい我慢しろっつーの」
なんて付け足したくもなるし。

仕方ないので、自分用に小さな付箋を自腹で買いました。付箋を買うなんて生まれて初めて。

ちょっと仲良くなった女の子から、社内便で書類がきました。添えられていたメッセージは、かわいい柄の付箋。あーかわいい。でもきっと彼女も自腹。

女の子はちゃんと自分用のかわいい付箋を持っていて、ちょっとしたメッセージをその付箋で送ってくれるようで。時間とお金に余裕がある会社って、こういうところが違うのね〜。

エールフランスからもらった付箋は、飛行機の絵が描いてあって、とてもセンスが良かった。2冊もらったのに、もったいなくて使えません。大切な人へのメッセージに使おうと思っているのですが、そんな人も機会もないまま。

そんなわけで、使ってもそんなに惜しくはない、ちょいとかわいめの付箋を買いました。ヨーロッパに行った時、必ず文房具屋さんを見るのですが、ドイツ語圏の文房具って悲しいくらいダサ・・・、いえ、シンプル。せめてドイツ系の人がなぜか好きなマゼンタ色利用の、ぶっ飛んだ付箋があってもいいと思うのですが。
「あら、珍しい、この付箋どこで買ったの?」
「ちょっとウィーンで」
位のことは言ってみたいのにー。