世にも乗り気薄な飲み会・後編

そこで半年もたつうち、なんとなく仕事も把握できてきて、しかし、人間関係は引き続き最悪だな、と思っていたある日、デジタル星に住む課長代理から、
「そろそろみんな仲良くなってきたので、親睦会をしましょう」
という、信じられない提案が。全然仲良くなってないけど?特にアナタとは。

たまに3文字以上の単語を喋ったと思ったら、何を言い出すんでしょう。みなさんも、こんなメンバーで親睦なんて深めたくないでしょ?ね?ね?
と、思っていたら、
課長:「よっ、待ってました!」
局様:「アラ、いいわね〜」
という、信じられない、盛り上がった反応。みなさんマジですか?

仕方ないな・・・こういう雰囲気になった時に、私が取っていい唯一の反応として、
「わ〜い」
と言ってみました。しかも両手を挙げてです。あーバカバカ。

結局、誰も反対者がいないままに、懇親会の日はやってきた。それも張り切って金曜日。は〜=3 その週は月曜から憂鬱だった。他の課のみんなには、
「今日、この会社で文句なしに一番不幸なのは、みかんさんね」
なんて、お墨付きをもらったりして。いえ、今日に限らず毎日ですわ・・・。

懇親会の二時間は長かった。違う言語をしゃべる3人の間に立って、みっちり通訳をしたような気持ち。わざわざ人気のある店を予約して、2時間で追い出してもらおうという作戦だったのに、なぜか二次会に行くことに。マジで?

一次会でこりたでしょ?こんなメンバーで二次会なんて、面白くないって気づいたでしょ?ね?ね?

と思っていたのに、
課長:「うん、行こう行こう!」
局様:「ええ、ぜひ行きましょう!」
だって・・・。
仕方ないな・・・こういう雰囲気になった時に、私が取っていい唯一の反応として、
「いえーい」
と言ってみました。また地獄が二時間続くのか・・・。

去年のその辛い記憶が薄れかけた先週のこと、
「そろそろまた、親睦会をやってもいいなあ」
という、課長と課長代理の話を小耳にはさんでしまった。ヒ〜。助けて〜。