ネットワークなウォークマンを本格的に持ち歩く

ネットワーク・ウォークマンはすごいなあ。こんな小さなボディに、中くらいの圧縮率でCD10枚分は入るなんて・・・。旅行の時に特に役立ちそうなんですけど、旅行の予定がない。

同行者Sが言うには、ネットワークウォークマンは、MP3より数倍音質がいいという、ATRAK3PLUSという圧縮技術を採用しているそうです。なんつって、何のことやら。受け売りできるほど理解してなかったわ。

同行者Sさんは、今までポータブル音楽機器はSONYしか持ったことがないそうです。へ〜それはそれは。私なんて、MD以前にソニー製品を持ったことがなかった。最初のヘッドフォンステレオは、高校生の頃、「カセットの再生はもちろん、録音もでき、ラジオも聞け、スピーカーまで付いている」という、サンヨーの製品に魅せられ、アルバイトして買いました。隣の家の人がサンヨーの人で、確か3割引・3万円位で買ったんですけど、そのサンヨーの人までもが、
「本当にうちのでいいの?」
と、えらい腰のひけよう。確かに、盛りだくさんな機能の割には、結局再生しか使わなかったし、ラジオとスピーカーも早い段階で壊れてしまったわ。それ以来、サンヨー製品は買っておりません。

昔、電車でMDプレーヤーを毎朝聞いている女性がいた。必ず口を開けて、半目で寝るというシマリのない人。降車駅が近づくと突然起きて、ランコムのマスカラをおもむろに塗り始めるという習慣も持っていた。その人が聞いていたのがパナソニック。リモコンに出た曲名を見ると、シャ乱Q河村隆一のローテーション。
その時、
パナソニックのMDプレーヤーは、たぶん買わない」
と思いました。消費者の、メーカーに対するイメージってこんなものよ。ランコムのマスカラだって、買いたくないもん。

ネットワーク・ウォークマンをさっそく聞いてみましたが、恐れていたほどの音質の劣化はないと思いました。初期のCD、しかもアメリカ製のCDなんて、がっかりするほど音に厚みがなかったことを考えれば。でもきっと、オーディオマニアなんかは、
「ちっ、トーシロがわかったような事言ってんじゃねえよ」
って思っているんだろうなあ。まあ、何にも反論できないわ。

でも、とっても軽くて、走っても音飛びしないし、燃費もいいんですよ。取りあえず、今聞きたいCDを5枚ほど転送してみたら、4枚までがU2だった。よっぽど私はipodU2に未練があるんだな。