生き方を教わる

この間、諸星のエッセイを読むように勧められた友達から、また新たなお勧めが。それは、
武田久美子という生き方」。
もう私の中では、アレジと結婚した後藤久美子の顔しか思い浮かばないけど、武田さんの方もアメリカ人と結婚し、西海岸在住。その本では、メイク法やお気に入りブランドについて語ってるんですってよ。40歳でハリウッドデビューを目指しているんですって。へ〜。

しかし、「○○という生き方」ってタイトル、なんにでも応用可能。
「宇宙猫みかんという生き方」というタイトルで、毛づくろい方法や鰹節のブランドについて語り、40年後猫又としてデビューを目指しているとも書けるし。みかんの毛づくろいの方法なんて、全く何のお手本にもならないけど。
「さっきそこ丁寧になめてたよね!?」
という場所を、何度も毛づくろいしてるし。

小学校の頃、ちゃんと歯を磨けたかどうかをチェックする錠剤を噛まされた。自分なりの磨き方をしたあと、その錠剤を噛むと、歯垢が残っている場所だけが赤く染まるというヤツ。
「ほ〜ら、歯と歯の間はいい加減に磨いているね〜」
とか、歯医者さんに叱られたりしたもの。

あれと同じように、「まだなめていない場所が赤く染まる」という『猫毛づくろい用チェッカー』があったとしたら、耳の後ろと前足、右のわき腹以外の場所はきっと赤く染まるはず。特に首の後ろはいい加減にしているから、真っ赤になるに違いない。
「ほ〜ら、首の後ろは面倒だからいい加減になめてるね〜」
と叱りたい。