B級熱海旅行は続くよ

書いていたら面白くなってきたので、旅行の続き。

熱海駅に着いて、お昼を食べることになった。さてここで、「ソファのある喫茶店ナポリタンを食べる」を実行しなければ。喫茶店はいくつかあるが、店の前にあるロウ細工の見本の色あせ具合が、どこもいい感じ。キャー、パスタからフォークが浮いてるー!

一番心引かれた、赤いビロードのソファがある喫茶店が閉店中だったので、次点の「店内にらせん階段がある、赤じゅうたんの喫茶店」に入った。テーブルの上には、占いマシンが。ここで、何も考えずにナポリタンを頼む幹事と副幹事。私のチョイスは、スパゲティ・カレーソース。

やってきたナポリタンは・・・やだ、おいしいじゃん。具は「ピーマン、玉ねぎ、ハム」が理想的だったのに、海老が2匹も入っていて、マッシュルームまで。パスタの太さが、稲庭うどんくらいあったが、そこそこおいしくて、他のメンバーは落胆を隠せない。私の頼んだスパゲティ・カレーソースは、想像通り、その太いパスタにカレーライスと共有のソースをかけただけのもの。しかし、このチキンカレーがやけにおいしくて、味見した幹事と副幹事は、さらに落胆していた。

いよいよ三大目的のひとつ、ストリップ劇場の視察に、「熱海銀座」という場所に出向く。5時過ぎで、外は夕暮れ。とにかくピンクの看板を目指して歩くと、あった!「銀座劇場」。これは看板の色からも明らかにソレ系だと思われるのに、シャッターが閉まっていて、料金の目安も雰囲気もわからない。

少し行ったところにあったのは、「ロマンス座」。これは、期待できそう・・・と飛びついたら、意外とノーマルな映画館で、アニメを上映中。「ロマンス座」と名乗るからには、せめてピンクな映画の3本立てでもやらんかい。

結局どこも開店しておらず、しょんぼりしたままホテルにチェックイン。ホテルのロビーは1970年風で、というか開業当時から一度も改装してない感じで、天井が高く照明が薄暗く、変に豪華なシャンデリアがあり、昔の羽田空港のよう。それを見た幹事と副幹事の目が輝いていたわ〜。ここでの唯一のマイナスポイントは、ロビーでハーゲンダッツが売られていたことらしい。高級過ぎなんだって。